永遠の憧れROLEX様
僕が大学生の頃 約20年ぐらい前(2000年頃)はパチンコ、スロットで勝ったらロレックスとは、よく言ったものである。
これは本当の話で、実際に何人かの友人はサブマリーナ、GMT、エクスプローラなどをパチンコで勝ったお金でゲットしていた。
当時はそれだけお求め易い価格だったのも事実であるが、僕には到底手の出る代物ではなかった。
ロレックスに憧れはあったものの、腕時計としてではなくファッションアイテムとして、ただ欲しかったのである。
しかしながら、ロレックスが買える程のお金をためる忍耐力はなく、飽き性なのでこの1本なんて決められるわけがなかったのだ。
そんな僕が行き着いた腕時計がTUDORであった。
このように、偶然ではなく必然的にTUDORにたどり着く人は少なからずいたと思う。
それは、ロレックスのパーツを使用したTUDORがまだ多く存在し、比較的安価に手に入ったからである。
こんな写真しか残ってないが、当時奮発して買ったのがTUDORの小薔薇で、ボーイズサイズのシンプルな腕時計だった。
これにも、ロレックスのリューズにロレックスのブレスが付いており、僕は何とも言えない満足度を得ていたのである。
今思えば20代の若者が買う時計にしては渋すぎる腕時計である(笑)
その後、このTUDORを踏み台にしてロレックスといきたいところだったが、挫折してTUDOR サブマリーナ ミドルサイズ 75090を購入したのだ。
ヴィンテージサブマリーナの雰囲気も楽しめるし、これが最後の腕時計じゃ!と決心し、実店舗で買ったのだが当時全く知識が無かったので、文字盤と針が日ロレにて新品に交換されているのに気付かず買ってしまったのだ💦
詳しい人なら一目瞭然なのだが文字盤のプリントが、
本来 PRINCE OYSTERDATE → PRINCE DATE
本来 T SWISS MADE T → SWISS MADE になっている事に気付かなかったのだ。
これはヴィンテージロレックスの醍醐味の経年変化を楽しめるトリチウムのインデックスではなく、煌々と輝くルミノバ夜光だったのだ💧
この失敗がきっかけで、色々調べるようになったので結果良かったが、もうロレックスを買えないストレスなのか、更に1本 TUDOR サブマリーナ ミドルサイズ 75190 を買ってしまったのだ。
もはやバカなのだが、この2本目を購入した時に、やはり1本のロレックスを買えば良かったのにと後悔したが、当時の僕には憧れが強すぎるからか、ロレックスの中から1本を決める勇気がなく、例え買えたとしても、飽き性の僕が一生使い続ける自信がない事をその時に悟ってしまったのだ。
こんな僕がロレックスを買うことがあるとすれば、それはロレックスの腕時計が何本も買えるような財力を身につけた時のようだ。
そう考えるとやはり、ロレックスは永久の憧れに留めておくのが幸せなのかもしれない。