無駄遣い備忘録 『 漢の腕時計編 』

とにかく浪費癖のある僕が買った腕時計の備忘録 ダイバーズウオッチが大好きですが、ダイビングはしません😁

【 SEIKO ALBA N944-7A50 】HYPER-TECH TITANIUM 使い方ガイド

すっかり忘れていましたが、こんなの持ってました。

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1994年公開の映画「スピード」で主演のキアヌリーブスが劇中でG-SHOCKの「DW-5600」を着用しており、G-SHOCKブームの火付け役となったのは有名な話ですが、時を同じくしてセイコーアルバから登場したのが、このHYPER-TECHです。

とにかくクセが強いデザインが多かったシリーズでG-SHOCKの様に樹脂ケースをまとったモデルもありました。

発売当時、中学生だった僕は既にカシオのDW-5600C-1を愛用していたので、HYPER-TECHには全く興味がなかったのですが、数年前店頭で状態の良いHYPER-TECHを発見し、現代にはないデザインの面白さと、懐かしさもありコレクション用に購入しておりました。

せっかくなので、今回は設定方法がやや複雑な「N944ムーブメント」の時刻合わせなどの方法を紹介しておこうと思います。

(古いモデルなので、セイコーのホームページにダウンロードできる【N944】の説明書はありませんでした。)

【 主な仕様 】

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それぞれのインダイヤル(12時、3時、9時の位置にある小さな文字板)を見てみると、12時の位置が「1/10秒計」、3時の位置が「24時間表示のデュアルタイム」、9時の位置は「AM、PM 12時間刻みの24時間計」です。

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時刻表示の際、赤色の秒針は針先とは逆側で日付を表しています。

3時の位置から1日がスタートして、9時の位置までカレンダーの日付表示があります。上の画像は18の位置を指しているので18日です。

おもしろいギミックですが、数字がかなり小さいので、日付を瞬時に判断する事はできませんね。

【 各種設定方法 】

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※リューズを時計回りに回転させると6時位置にある小窓のモードが①~⑥の順に変わっていきます。

時刻表示

アラームON (③でセットした時間にアラームが鳴ります。)

アラーム時刻設定

各種針のゼロ位置設定

カウントダウンタイマー(1分~60分まで設定可能)

ストップウォッチ(秒針はスイープ運針)

【 はじめに 】

バッテリー交換などをした際は、はじめに④でゼロ位置設定をして下さい。

【 ④→Ф← ゼロ位置設定 】

リューズ一段引きの状態でAボタン(時計回りに回転)、Bボタン(反時計回りに回転)を押すと赤色の秒針と連動して12時位置の1/10秒計を調整できるので、ゼロ位置に合わせる。

そのままリューズ一段引きの状態でリューズを回すと3時位置のデュアルタイムが調整可能。

そして、リューズ二段引きの状態でAボタン、Bボタンを押すと長針が動くので0時の位置に合わせる。その時、9時位置のインダイヤルの針も動くので合わせてAM12時にセットする。

【 ① TIME 】

現在の日付と時刻を設定できます。

↓手順↓

リューズを回して小窓に【TIME】を表示させる。

1. リューズを一段引き出しAボタン、Bボタンを押して秒針の弧になっている部分を日付に合わせる。

この状態でリューズを回すと3時位置のデュアルタイムも調整可能。

2.リューズを二段引き出してAボタン(時計回り)Bボタン(反時計回り)を押して時刻を合わせる。このとき9時位置のインダイヤルも動くのでAM、PMを気をつけて設定する。

(アラームをONにする②の場所でも日付、時刻設定が可能。)

【 ③ SET 】

アラームを鳴らす時刻の設定ができます。

↓手順↓

リューズを回して小窓に【SET】を表示させる。

リューズを二段引き出してAボタン、Bボタンでセットする。その際AM、PMに気をつけてアラーム時刻を設定する。 

そして、小窓を【②TIMEアラーム】の位置にしておくとアラーム音が鳴る。

【 ⑤TIMER 】

1分~60分までのタイマーが設定できます。

赤色の秒針が反時計回りに回転しカウトダウンします。3秒前からピッ! ピッ! ピッ! ピーーー! とアラーム音がなります。

↓手順↓

リューズを回して小窓に【TIMER】を表示させる。

リューズを二段引き出してAボタン(時計回り)Bボタン(反時計回り)を押して設定する。

【 ⑥CHRONOGRAPH 】

ストップウォッチ

リューズを回して小窓に【CHRONO】を表示させる。

↓使い方↓

Aボタンでスタート、Aボタンでストップ、Bボタンでリセット

 

WATCH DATA 】

ケース径縦 約49mm (ラグ先~ラグ先)
ケース径横 約48mm (リューズ含む)
厚さ 約11mm
ラグ幅 20mm
10気圧防水

チタンケース、裏蓋ステンレス

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ルミブライト

当日定価22000円(税抜き)

【 SEIKO DIVER´S 】 コスパ最高!!今こそ手に入れたいダイバーズウォッチとは!? SKX013 編

ここ最近の僕は、完全に物欲と食欲に支配されてしまっていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

さっそく本題ですが、僕には日頃から欲しいと思っている腕時計の候補が何本かあります。

基本的には店頭で見つけた中古の腕時計で、価格もタイプもバラバラなのですが、臨時収入があったり、こつこつ貯めたお金でタイミングが合えば買い足していこうと思っている腕時計のことです。

最近ではTAGHEUER(Professional 2000)のクロノグラフを見つけたので密かに狙っていたのですが、それを差し置いて緊急入手した腕時計があるので紹介したいと思います。

事の発端は、近年噂されていたブラックボーイSKX007(ネイビーボーイSKX009)の廃盤説から始まるのですが、今回ばかりは本当に廃盤になってしまったのでしょうか?

僕は既にブラックボーイを所有しているので、まったくノーマークだったのですが、新品の価格が軒並み高騰していてびっくりしました。

現状から察すると、どうやら本当に廃盤っぽいですよね。

僕がブラックボーイを買ったのは何年も前なので、ほぼ未使用の中古品を8000円で購入しております。さすがに当時でも人気があったので、中古でも10000円を切るのは珍しかったので迷わず購入したのですが、3年ぐらい前までは新品でも20000円を切る価格で普通に売られていました。

最近までは当たり前の様に安く販売されていたブラックボーイですが、あのレベルのダイバーズウォッチが20000円以下で買うことができたのは、今思えば本当に凄い事だったと思います。

なぜなら、ブラックボーイはダイバーの安全確保のために設けられた、厳格なことで知られるISO 6425(日本ではJIS B 7023)の基準をクリアしているからです。

つまり、見た目がダイバーズウォッチの様であっても上記の検査に合格していなければ、ただのダイバータイプの腕時計と言うことになり、正式にダイバーズウォッチと呼ばれる腕時計の様な堅牢性や耐久性は期待できないと言う事なのです。

例えば見た目は伝統的なセイコーダイバーのデザインを継承している「新生5スポーツ」のダイバーシリーズですが、こちらは10気圧防水のダイバーズウォッチ風の腕時計と言う事になり、正式にダイバーズウォッチと名乗る事はできないのです。

この様にダイバーズウォッチのエントリーモデルであり、セイコーの稼ぎ頭であった腕時計が廃盤になるのは非常に残念ではありますが、今回は視点を変えて廃盤になると入手がより困難になるであろう、セイコーファンでなければ意外に知られていない同モデルのミドルサイズ

SKX013(7S26-0030)

を緊急入手しました。

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ブラックボーイは今さら説明不要な腕時計ですが、SKX013もブラックボーイと同じく1996年にCal.7S26を搭載して誕生した海外モデルのダイバーズウォッチで日本でも逆輸入品を購入することができました。

【Cal.7S26】

ハック機能、手巻き機構の無い自動巻きムーブメントです。

21石を備え精度は1日あたり-20〜 +40秒

40時間以上のパワーリザーブ

ムーブメントの動作環境-10℃~+60℃

ダイヤショックシステムの採用により、激しい衝撃にも耐えることができるタフなムーブメントなので多くの腕時計に使われています。

1996年~Cal.7S26A

2006年~Cal.7S26B

2011年~Cal.7S26C

【 SKX007(7S26-0020)との比較 】

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ブラックボーイと比べると単純に約4mm程小さいです。そして、セイコーダイバーの伝統的なドットの秒針がミドルサイズには採用されておらず、長針のデザインも違います。針類はSKX001 (7S26-0010)と同様になっていますね。

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そして、DIVER´S 200mを表記するカラーが違います。今回入手したSKX013は2002年製で18年も経過しているので、退色してオレンジ色になったのでしょうか?僕はオレンジ色の方がヴィンテージ感があって、いい雰囲気だと思います。

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比べてみないと分からないレベルですが、コピー品?と思わせるような微妙な違いがありますね。SKX013の方が若干文字が太く、丸みを帯びた感じになってます。

この様にSKX007とは細かな仕様の違いこそありますが、SKX013も1965年より続くセイコーダイバーズウォッチの堂々たる系譜の1つである事は間違いないと思います。

【 SSBT038(7C43-6010)との比較 】

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既に生産は終了していますが、現在でも根強い人気のSSBT038ともついでに比較してみました。

まずDIVER´S 200mとProfessionalを表記するカラーが共にオレンジ色でヴィンテージ感があって良い感じです。

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そして、ベゼル径は共に37mmで一緒ですが、ケースの厚みは自動巻きのSKX013が13mmなのに対して、クォーツのSSBT038は12mm、ケースの縦サイズ(ラグ先からラグ先までを計測)ではSKX013が45mmなのに対してSSBT038は43mmでした。

また、SKX013はラグ幅が20mmなのでベルトも選び放題なので遊べますね。しかし、19mm幅だと装着できるベルトの種類が随分減るので注意が必要です。

この様に機械式とクォーツ式なので、多少の差はありましたが、ほぼ同サイズと言っても良いサイズ感でした。

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サイズ感は一緒でも、やはりこの2本の大きな違いと言えばインデックスと針の違いでしょう。

SSBT038はシルバーのドットをベースに夜光塗料を塗ってあるのに対して、SKX013はホワイトのドットをベースに夜光塗料を塗ってあるのでインデックスのドットの大きさが随分違う様に見え、SKX013のインデックスの方がインパクトがあり視認性が良く感じます。一方の針はSSBT038がホワイトの縁取りをした針なのに対して、SKX013はシルバーの縁取りの針なので、逆にSSBT038の針の方が太く見えて断然視認性が良いです。

この様に、パット見は似ている2本ですが、実は真逆の顔を持つダイバーズウォッチでした。

【 SKX013レビュー 】

今回、廃盤!?に便乗して緊急入手したSKX013なのですが、とても満足できる1本でした。

腕の細い僕にはミドルサイズのこのモデルは装着時の見た目バランス、付け心地の良さなどSSBT038に負けず劣らず良かったです。そして、何より飽きの来ないこのデザインのミドルサイズというのが最高に良いですね。

SKX007とSSBT038を既に所有している僕ですが、それぞれ違った魅力があるので、せっかく買ったのに登場回数が少ないなんて事はなさそうです。実際、まだ買ったばかりですが、最近はこればっかり着けてしまう程のお気に入りになってます。

もし、SKX013を気になっている方がいるなら、買っても損はない良い時計だと思います。

もともと流通数も少ない時計ですが、状態の良い中古を20000円以下を目標に手に入れたいところですね。中古の相場的には状態にもよりますが、おそらくSSBT038と同じぐらいではないでしょうか?

一方SKX007はメチャクチャ売れた時計なので、今後も中古市場で枯渇する事はないと思いますし、新品の高騰につられて売る人も増えてくると思います。新品で欲しい方は早めの購入が良いかもしれませんが…

今回、紹介した3本は全部良い時計なのでオススメなのですが、取り敢えずSKX013は今のうちに入手した方が良さそうですよ!!

あの頃は安かったのにと後悔する前に3本全部いっときますか!?

 

【 CASIO MAR-300B-2A 】カシオ ミリタリークロノグラフ!? 【レビュー】

物欲の秋ですね!

今回も中古で面白い腕時計を見つけてしまったので、衝動買いしたのがコレ!

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逆輸入モデルでしょうか?

調べても詳しい情報は出てきませんでしたが、ミリタリーライクなカシオの一本です。⌚

見た目が気に入ったのと安かったので、何も考えずに即決した時計なのですが、家に着くまではずっとクロノグラフの時計だと思い込んでいました。

本当に思い込みって怖いですよね。

こんな僕でも以前はチュチマのミリタリークロノグラフや、オメガのスピードマスターマーク2などクロノグラフの時計を所有していた時期もありました。しかしながら、使い方を間違うと故障してしまうリスクが高かったり、オーバーホールするにも高額になるのを知り、二本ともそそくさと売ってしまった貧乏人でございます。

【レビュー】

それでは見ていきましょう。

プッシュボタンもクロノグラフ針もありませんね。それもそのはずクロノグラフじゃなかったからです。時間を合わせようとした時に気づきました。

それぞれのインダイヤル(12時、6時、9時の位置にある小さな文字板)を見てみると、12時の位置が「日付表示」、6時の位置が「24時間表示」、9時の位置は「曜日表示」でした。

要するに「カレンダー」です。

インダイヤルを配置する事によってクロノグラフ風にしているのでしょうか?たまに見かける仕様です。

とにかくこの手の時計は日付を瞬時に判断する事ができないですね。仕事でも頻繁に日付を確認する事があるので、その点は気になりましたが、そもそもその様に使う時計でもないので、それっぽく見える雰囲気が最優先なんでしょう。

(※リューズ1段引きで日付設定、2段引きで曜日、時刻設定ができます。) モジュール1794

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日本製ムーブメントで、中国組み立てです。

ケースサイズもリューズ部分を除くと、約39mmと使いやすいサイズです。

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 ネジ込み式リューズにスクリューバックで20気圧防水、アヤ目ローレット加工のリューズはミリタリー感があってカッコいいです。

しかし、チャプターリングの細かな目盛りは完全にクロノグラフの仕様だと思うので、どちらかと言えば蛇足な感じがしちゃいますね。

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ケースサイドにはライン状の掘り込みが入った凝った作りになっているのですが、このディテールは何かのオマージュなのでしょうか?初めて見る仕様でした。

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そして、夜光はこんな感じ!

視認性はそれなりに良いです。

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もともと装着されていたベルトはネイビーのキャンバスベルトで、ミリタリーウォッチにはお馴染みのベルトですが、矢印部分の合成皮革がすぐにダメになっちゃうのが残念なんですよね。このベルトも劣化していたのでNATOタイプのベルトに交換しました。

ネイビーの文字板には、ベージュ系のベルトがよく似合います。

尾錠と遊環はリサイクルできるので、取り外して保管しておきましょう。

いつ頃に幾らぐらいで販売されていた時計なのかは不明ですが、総じて良い時計だと思いました。

おそらくカシオなので、びっくりするぐらいお求め易い価格だったと思います。

カシオと言えばデジタルウォッチをイメージしがちですが、古いアナログ時計にはミリタリー顔のダイバーズウォッチなど面白いモデルもあったりして価格も安いので、物欲を満たすにはちょうどいいのではないでしょうか!?

この見た目でクロノグラフがあったら絶対買っちゃうと思いますね。

【 SEIKO 3M22-0D49 】アークチュラどこか懐かしい巨匠の1本【レビュー】

コロナによる自粛ストレスが原因でしょうか!?

物欲がとまりません。

そんな僕が今回入手したのが以前から店頭で目を付けていたセイコーの※①「アークチュラ」です。

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半年ぐらい前から店頭に並んでいたのですが、もちろん売れる気配もなく、ついに値下がりしたので、これは良い機会だと思い購入してしまいました。

これは、1997年に自動巻き発電システム「キネティック」を搭載した「アークチュラ」というシリーズで、多くのバリエーションが登場しました。

以前は中古でもたまに見かける事があったのですが、特に興味もなく欲しいとも思わなかったので完全にスルーしていた腕時計です。あれから時も経ち最近では滅多に見かけなくなっていたので、店頭でこれを見つけた時には今のうちに買っておいた方がいいかな!?などと思いながらも価格で迷っていて、店頭に訪れた際は売れてしまっていないか、値引きになっていないかを必ずチェックしていました。

ついに入手したので調べてみました!

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【 SEIKOウオッチカタログ1998年より転載 】

1998年のカタログに、今回入手したのと同じ文字板のモデルは掲載されていませんでしたが、Cal.3M22なのでサイズが小さい方です。レディースもしくは、ボーイズサイズですね。

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レディースサイズと言ってもケースサイズが横約36mm(リューズ含む) 縦約45mmあるので、 SEIKO 2625ダイバーと比べてみると大きく感じます。

【 ヨルグ・イゼック 】  デザイン

このアークチュラをデザインしたのは、ロレックス、タグホイヤーカルティエティファニーブレゲなど数多くの腕時計のデザインを手掛けた腕時計デザイナー※①【ヨルグ・イゼック氏】によるものです。

実際、腕時計デザイナーの巨匠イゼック氏のデザインじゃなければ、僕自身買う事はなかったと思います。

セイコーと言えば80年代に工業デザイナーの※②【ジョルジェット・ジウジアーロ氏】がセイコーの「スピードマスター」などをデザインしていたのは有名ですよね。今でもオリジナルには根強いファンがいて人気があるので、復刻などもされています。

 

【レビュー】

全体的に曲線を基調としたデザイン(金属粉末射出成型技術を駆使して実現)が目を引きます。風防もカーブハードレックスですね。そして、文字板はとてもシンプルなデザインですが、0時~6時までグラデーションのドットが入りアクセントになっています。

以前は奇抜で、近未来的なデザインが好みではなかったのですが、巨匠がデザインした腕時計と言うなら、なんだか良く見えてきますよね?

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裏蓋に保護シールが貼ったままなので、未使用品なのでしょうか?全体的に使用感はありませんでした。

ケース自体は表面と裏蓋のみがステンレスといった感じで、ずっしりとした重量感はありません。ケースの下半分はプラスチックケースですのでベルトを含めても42gと軽く、高級感もありませんね。

そして、キネティックなのでリューズの上に充電量を確認するインジケーターボタンがあります。このボタンを押すと秒針が早送りされ発電し蓄えられたエネルギーで今からどれぐらい動き続けるかを知ることができます。

【充電方法】

説明書には「1秒間に2往復の早さで、約20cmくらいの距離を往復させるように振る」と書かれています。

振るとがギュイーン ギュイーンとローターが巻き上がる音がするのですが、このモデルはケースが薄いからなのか音が大きく感じます。装着している時も、腕を動かすとギュイーンと音がする事もあるので、その音が気になる人もいると思いました。

そして、約350回~400回(往復)させると1日分の充電量を確保できるそうなのですが、今回買った個体はどれだけ振っても1日ぐらいで動かなくなってしまうので、さすがに二次電池は弱っているようです。

【秒針の早送り量と稼働時間】

(インジケーターボタンを押して5秒ぶんの範囲を秒針が早送りしたら、約3時間~約1日稼働するということです)

  • 5秒→約3時間~約1日
  • 10秒→約1日~約2日
  • 20秒→約2日~約3日
  • 30秒→約3日以上

※この頃のキネティックはフル充電しても放置していると約7日間程度しか稼働しないようです。

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もちろんベルトもイゼック氏によるデザインです。

シリコン製なので、非常に肌触りが良く、ベルト裏側の粒々形状により汗がたまりにくい構造で、肌にも貼り付きにくくて良いですね。また、尾錠もケース形状に合わせて曲線が基調のデザインになっています。

調子良さげなので、他のダイバーに付けようとしたのですが取り付け部分の形状が特殊だったので、他の腕時計には装着不可でした。

【まとめ】

シンプルなのに実に癖の強いデザインです。今後、このイゼック氏のアークチュラは復刻される事はあるのでしょうか?

絶対に無いでしょうね。

決して高くない値段で半年間売れなかった時計です。正直人気の無いシリーズだと思うので、イゼック氏デザインの腕時計の中では破格値だと思います。

デッドストックでも安く買えるこのシリーズをコレクションするのは面白いかもしれないです。敵も少ないですし。

しかも、調べていたらダイバータイプもあるようなので、見つけたらチビチビ集めていきたいと思います。

ただ、キネティックなのでオーバーホールなどしていなければ、間違いなく二次電池がダメになっていると思いますので、安くてもその点は注意した方が良いですね。基本二次電池交換はオーバーホールと合わせてセイコーでしか行っていないと思います。

今回入手した個体は暇な時に自分で二次電池交換にチャレンジしてみようと思います。

また、その時はブログでリポート致します。

 

 

※①【アークチュラとは?】
ダイヤル上のデザインポイントとなっているアーク(インジケーター部分の弧)と、オレンジ色にひときわ輝く、牛飼い座の一等星のラテン語名ACTURUS(アークトゥルス)の造語です。一等星アークトゥルスは春の夜空の中で最も明るいと言われている星です。

【 SEIKOウオッチカタログ1998年より転載 】

※②ヨルグ・イゼック氏は1953年、東ベルリンに生まれ精密機械学を学び、ロンドンのアカデミー・オブ・アーツに入学、その後スイスの時計会社に勤務しデザイン分野で活躍した。その後、イゼック・スタイリング社を設立し、時計のデザインでジュネーブ・グランプリを受賞。

※③ジョルジェット・ジウジアーロ氏は1938年、イタリア生まれの工業デザイナーである。フィアット パンダ、ゴルフ、デロリアンなど歴史に残る名車を数多くデザインしている。

 

 

【 SEIKO 6531-600A 】これぞ匠の技!? 砥石で風防を研磨してみた!

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以前紹介したSEIKO Avenue 6531-600a

戦場で使われていたのか?

と思わず突っ込みたくなるぐらいキズだらけのこの腕時計

もちろんガラスもキズだらけだったので、砥石を使っての研磨にチャレンジしてみました。

研磨するのにあたって購入したのが、#3000, #6000の砥石2つです。

ホームセンターで購入したのですが、#3000はどこのホームセンターでも売っていて簡単に入手できたのですが、#6000の安い砥石を見つけるのに多少苦労しました。

#3000, #6000共に一番安い2000円弱の物を購入したのですが、粒度の番手が上がるにつれて価格は上がっていくようです。

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※赤いのは#1000のダイヤモンドヤスリです。以前これで研磨したら、取り返しのつかない事になったので、今回は使用しません。

【はじめに】

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今回研磨した腕時計はフラットのガラス(ハードレックス)で、横から見るとケースよりガラスが飛び出している腕時計だったので砥石での研磨にチャレンジしてみました。

また、水を使用して研磨するのでムーブメントを取り出してから行うのが最良ですが、面倒だったので今回は浸水覚悟で研磨を行いました。もちろん故障する可能性もありますのでご注意下さい。

【 作業開始 】

#3000の砥石は5分程水に浸してから使用して下さいと注意書きがあったので、水に浸けてから使用しました。また、#6000の砥石は水に浸さなくても使用可能との事てした。

#3000の方は十分に水に浸さないと、砥石自体が水を吸い込むのでスムーズに研ぎづらく、一方#6000の砥石は霧吹きで水を吹きかけながらの作業で十分に研ぐ事ができました。

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#3000で荒削りをしてから#6000に移行していく感じで研磨します。

研いでいると水が茶色く濁ってくるのですが、この茶色の水で研磨されているので洗い流さずひたすら研ぎます。

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ある程度研ぎ続けると磨りガラスの様になっていくのですが、砥石は同じ場所で研ぎ続けるとその部分だけがすり減ってフラットではなくなるので、ガラス面を均等に研ぐことが思った以上に難しかったです。僕の場合はガラスの中央付近が全然磨りガラス状にならなくて外周ばかり削れてしまいました。

さらに、深いキズまで消そうと思うと、相当な忍耐力が必要になるので、今回は諦めて次の作業に移ります。

 

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キイロビンをガラスに少量つけて、リューターを使い磨いていきます。

フエルトバフは筆先の様な形状をしている方がフエルトも硬めで扱いやすく、研磨面積は小さいですがピンポイントに攻められるので効率は良かったです。

ちなみにキイロビンはクリーム状なので、少し水で薄めて使った方が消費量も抑えられて良いと思います。

そのまま使用すると、すぐに水分がなくなり細かい粉になって舞うので、吸い込んだり目に入らないように注意が必要です。

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全体的に曇りがなくなるまで研磨しました。明らかに細かなキズは消えて見映えは良くなりましたが、表面を「キズミ」で見てみると肉眼では気にならないのですが、砥石の粒子でついたと思われる無数の細かなキズが見えます。

キイロビンで溶けたように滑らかになっているので、うねうねと波打っている感じです。

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さらに酸化セリウムで磨けば、もう少しキレイになると思いますが、今回はこれぐらいで終了し追加で2本研磨しました。

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【 作業を終えて 】

明らかにキズだらけの腕時計だったので、細かいキズが目立たなくなって仕上がりには満足しています。

作業前に比べると確実に見映えは良くなったのは事実ですが、やはり#6000の砥石(砥石のグレードも関係しているかもしれません)であっても元々キズがなかった部分に細かなキズが入ってしまうのは気になりますね。

まだまだキレイになるとは思いますが、新品のガラスの様に完全にフラットにすることは無理なので、全体的にキズがついてしまったガラスでない限り、やらない方が良いと思います。

ただ今回3本の腕時計を研磨したのですが、キズだらけの時計がキレイになっていくのは気持ちが良いですね。作業も大変ですが楽しいので今後ガラスがキズだらけの腕時計に出会っても研磨できそうだったら購入の選択肢に入れても良いかなと思えました。

また無駄遣いが増えそうです。

 

 

【 ブローバ・ロンシャン 】アンダー1万円はじめてのドレスウオッチ 「レビュー」

【 BULOVA LONGCHAMP 】

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手巻き式の腕時計を久しぶりに買いました。

手巻き式時計はL.L.bean(ハミルトン製)のフィールドウオッチを以前所有していたのですが、使用する度に巻き上げる作業が面倒で、随分前に手放して以来の手巻き式時計です。

何故この腕時計を購入したのかというと、たくさん腕時計は持っているのですが、恥ずかしながらいい歳したおじさんがフォーマルに使えるドレスウオッチを一本も持っていなかったからです。

以前は、小薔薇のチュードルをフォーマル用に使用していたのですが、その腕時計を手放してからは手持ちの腕時計で騙し騙しやりくりしていて、そろそろ年齢的にも一本は必要だろうと思い購入に至ったのです。

だからといって、高価なドレスウオッチてはなく、せめて形だけでもフォーマルに見えて、面白い腕時計はないものかと探していたところ、このブローバの腕時計に出会ったのです。

 

【 ドレスウオッチとは? 】

ドレスウオッチとは、冠婚葬祭などのフォーマルなシーンで使用する腕時計の事を指すのは知っていたのですが、具体的な定義は知らなかったので調べてみました。

  • アナログ式で秒針の無い2針が良いとされ、秒針のある3針でも可。
  • 文字板のカラーは基本的にホワイト、シルバーなどのカラーがベスト
  • インデックスはバーインデックスが最もシンプルで適しており、一般的なローマ数字、バーインデックスとアラビア数字のコンビなども可。
  • 形状はラウンド型で、あくまでも主役は腕時計ではないので、サイズは36mm以下の小振りで袖口に収まる薄型の物が良い。
  • ベルトはブラックのレザーベルト(クロコダイルレザー)がベストである。

要はいくら高価な腕時計でもスポーツウオッチなどの必要のない機能が付いた腕時計はドレスウオッチとしては不向きで、シンプルでクラシカルなデザインの上品な腕時計が良いとされています。

【 BULOVA 】

ブローバとはアメリカ生まれの腕時計メーカーで、1875年にニューヨークにて宝飾店として創業したのが始まりです。

1960年に機械式時計が主流の中、当時としては驚異の月差1分以内の音叉時計「アキュトロン」を発表し世界に名を広めました。

また、技術力にも定評があり軍用時計として採用されたり、NASAアポロ計画の公式時計の座をオメガのスピードマスターと争った実績もあります。結果破れたものの、1971年にアポロ15号の船長がブローバの腕時計を私物として持ち込み、実際にミッションで使用されました。

そんなブローバもクオーツウオッチの登場と共に衰退していった歴史があります。

そして、2008年にはシチズンに買収。その後、2010年には日本法人「ブローバジャパン」が設立され国内でも知名度を上げています。

それでは、ブローバのロンシャンを見てみましょう。

【 外観 】

クラシカルなデザインでホワイトの文字板にローマ数字のインデックスがよく似合い、シンプルなブラック針の2針なので視認性も非常に良いです。

そして、文字板の6時の位置にはSWISSの文字が入ってます。

  • ケース径 約32.5mm(リューズ除く)
  • 厚さ 約7.5mm
  • ラグ幅 17mm
  • 重さ 約30g(ベルト込み)
  • プラスチック風防
  • 17石 (手巻き式ムーブメント)
  • スイス製

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ケース径が32.5mmだと小振りなサイズに思えますが、エクスプローラ1(ケース径36mm)と比べてもホワイト文字板は大きく見えますね。また、機械式でも手巻き式の2針なので部品数も少なくケースは薄くて非常に軽いです。ちなみにセイコーブラックボーイの純正ジュビリーブレスだけで約60gだったので相当軽いです。

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クロコダイル風型押しのベルト。

ベルトの裏側にBULOVAのプリントがあり、尾錠にも刻印があるので、ベルトは純正品のようです。合成皮革だと思ったのですが、年代物のわりに合皮特有の劣化も無いので本革の型押しかもしれません。

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裏蓋はハメ込み式。

品番のような刻印のみ入ってます。スクリューバックではないので、防水性は期待できませんね。水回りでの取り扱いには注意が必要です。

 

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 リューズにもBULOVAのマークがはいってました。このようなディテールは嬉しいポイントです。

【 LONGCHAMPとは? 】

文字板に入る「LONGCHAMP」の文字

女性の方なら、ご存じの方が多いと思いますが、フランスに「ロンシャン」というブランドがあります。

ロンシャンは1948年にパリに創業したフランスのラグジュアリー・レザーグッズブランドで、ナイロン素材を使用した「ル・プリアージュ」は世界中でヒットしました。

実際、ロンシャンがデザインした腕時計をブローバが製造してWネームになっているのかは不明ですが、これは面白いと思い購入の決め手になったのは事実です。

調べていると、ブランドのロンシャンが関係しているという情報もあれば、モデル名という情報もあるので詳細は謎のままです。

ただ、1970年代の始め頃にはレディースですがディオールの腕時計をブローバが製造しており、BULOVA×DiorのWネームが存在していました。そして、その頃の腕時計はブローバ・ディオールと呼ばれています。

そして、この手巻き式のブローバ・ロンシャンも、おそらく同じぐらいの年代に製造されていた腕時計だと思うので、特にロンシャンが好きなわけではありませんが、話のネタになるWネームだったら面白いなあと勝手に思っています(笑)

 

最後に、今回はじめてのドレスウオッチとしてアンダー1万円で購入したブローバ・ロンシャンなのですが、外観や仕様はドレスウオッチとしての条件をしっかりとクリアしており、問題なくフォーマルに使用できるので大変満足しています。

そして、以前手巻き式の腕時計を手放した理由として巻き上げの面倒臭ささも普段使い用ではないので全く気になりません。それどころか部品点数も少なくタフな作りなのか、今まで何十年もメンテナンスされていなかったと思われるこの時計が、誤差なく正常に稼働しているのには驚きました。

このように、フォーマル専用に使うドレスウオッチでしたら、自動巻きの腕時計と比べれば、どのブランドでも比較的安価に購入できる手巻き式をあえて選ぶのも面白いかもしれませんね。

 

 

 

 

【 TAG HEUER Super Professional 840.006-2 】そろそろ買っておきたい「タグホイヤー スーパープロフェッショナル」レビュー

夏!真っ盛り!

夏といえばダイバーズウオッチだ!

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出会いは10年以上も前になるのだが、ヴィンテージダイバーに興味を持ち始めた頃、色々と雑誌やネットで調べている時に、数あるダイバーズウオッチの中から目に飛び込んできたのが個性的なデザインのダイバーズウオッチTAG HEUER スーパープロフェッショナル」だった。

最初の印象は特徴的なベゼルが好みではなかったのだが、時を経て趣味が変わったのか、最近無性に欲しくなり良い個体は無いかと秘かに探していたのだ。

そして、今回理想的な個体を発見することが出来たので急遽入手したのである。

このスーパープロフェッショナルは「ホイヤー」時代の1984年のカタログより登場したモデルで、2001年のカタログにも掲載されていたので、かなり長い間生産されていたロングランモデルである。

1984年に登場した直後の1985年にはTAGグループからの資金援助を受けて「ホイヤー」から「タグ・ホイヤー」に社名を変更し、ロゴマークも変更された。そのため初期の物はHEUERマークの個体も存在しており現在では貴重である。

また、HEUERマークとTAGHEUERマークが1つの個体に混在しているものもあるようで、例えば、文字盤がHEUERマークでブレスはTAGHEUERマークだったり、ケース裏側にもマークがあるので、その部分だけがHEUERマークなど何パターンかありそうである。

このように、同一モデルでも微妙な仕様の違いがあるのは、リーバイスジーンズの様でコレクター心をくすぐるのだ。

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CALIBRE11より引用

発売当時の価格は

Ref.840.006→135,000Yen 

Ref.844.006(GPベゼル) →150,000Yen

であった。

また、スーパー・プロセット

  • 延長バンド付ゴムバンド
  • 長さ調整可能ゴムバンド
  • バンド交換用特殊工具
  • 減圧表
  • 水牛皮ケース

上記のセットだと

Ref.840.006→260,000Yen 

Ref.844.006(GPベゼル)→275,000Yen

セット価格が異常に高額だったようで、セットでの完品は滅多に出てこない。

 

僕が今回入手した個体はRef.840.006-2  Cal.ETA2824-2で、末尾に-2が付いているのだが、Ref.840.006と違いがあるかどうかは不明だ。

1991年のカタログまでRef.840.006が掲載されており、それ以降のカタログでは品番がWS2110.BA0349になっている。その変更に合わせて販売価格も165,000Yenになったようだ。

 

【レビュー】

やはり一番特徴的なのは、グローブを装着したままでも操作ができるベゼルである。10分毎のメモリが大きく表示された逆回転防止ベゼルだ。

かなり操作はしやすいのだが、何かの拍子に出っ張りに引っ掛かりベゼルを回転させてしまう恐れがある。

実際に僕が経験したのだが、腕時計をしていない方の腕がベゼルに触れてしまいカチカチカチと回転させてしまった事があるので、実際海で使う際は注意が必要だ。

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「 T SWISS MADE T」のトリチウム夜光が良い感じに焼けており、ヴィンテージダイバーの醍醐味を楽しむことができる。

今でも強い光を当てれば多少の間は光るのだが、かなり夜光は弱っている。

この他にも「T < 25 SWISS MADE T < 25」の表記のものや、単に「SWISS MADE」のものも存在しているようだ。

古い年代の個体になると、ベゼルの夜光部分が焼けて濃いオレンジ色に変色しているものや、針の夜光が剥がれ落ちているものもあるが、今回入手した個体は状態も良いので、これから、更に経年変化を楽しめそうである。

 

ブラックボーイと比べてみる

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並べてみるとよく分かるが、スーパープロフェッショナルのケースはマット仕上げなのでまったく質感が違う。

さすがに1000mダイバーで、タグホイヤーの腕時計の中でも最強の強度を誇っていたモデルなので、それなりの大きさではあるのだが、最近の腕時計と比較するとびっくりする程の大きさではない。

ブラックボーイがベゼル経約41mm、厚さが約13mmなのに対して、ベゼルの一番突起している部分で約43mm、厚さは約14mm程度である。

リューズはネジ込み式で、グッと押し込んでからネジ込むのだが、ぐるぐるとネジ込む感じではなく、ロックをかける感じで軽く絞め込む感覚である。

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ブレスはバックルが大きいタイプの社外品に交換して使用しているのだが、純正ブレスにはTAG HEUERのマークが入っている。

更に後期型は、ダブルロックのバックル部分にリューズのマークと同様にTAG HEUERの文字が入らない、枠のみのマークが入るタイプもある。

最初期=HEUERマーク→TAG HEUERマーク→枠のみのTAG HEUERマーク

エクステンションタイプで、ウエットスーツの上からも着用可能、そして長さの調整方法はオーソドックスな割りピン方式である。

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裏蓋は無くケースと一体化させたモノコック構造のワンピースケースだ。

裏蓋が無いためムーブメントへのアクセスはベゼル側からの作業となる。

840.006-2の刻印があり、白く塗り潰してある部分にシリアル番号が入る。

さすが、ISO(国際標準化機構)の極めて厳しいテストをパスしているだけあって、かなり頑丈そうなダイバーズウオッチである。

その分、重量は149gとヘビー級になっているので重い腕時計が苦手な人にはオススメしない。

 

僕自身、以前から1000mのダイバーズウオッチが欲しいと思っていて、セイコーのイエローTUNA( SBBN027 )を狙ってコツコツとお金を貯めていたのだが、たまたま店頭で実物のスーパープロフェッショナルを見る機会があり、急遽そのカッコ良さに惹かれ購入に至ったのだ。

急遽と言っても衝動買いではなく、それなりの理由があるのだが、最近オークションやフリマアプリなどでもブランドを問わずヴィンテージの1000mダイバーを見かける機会がめっきり減っていたのと、知らぬ間に80年代から90年代のタグホイヤーの一部のダイバーズウオッチが値上がりしはじめており、僕自身もProfessional 2000のダイバーズウオッチを最近売却しており、身をもって実感していたからである。しかもボーイズサイズの様な小振りのタイプも高値で取り引きされているのだ。

そんな中、誰もが知るブランドで現在でも10万円以下で購入可能な機械式ヴィンテージダイバーズウオッチはスーパープロフェッショナル以外にはない。

同モデルのスーパーレアなブラックPVDバージョンの入手はかなり難しいが、通常のRef.840.006とWS2110は容易に見つける事ができる今のうちが状態も含め選ぶことのできる最後のチャンスではないだろうか!?

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