【 SEIKO ALBA N944-7A50 】HYPER-TECH TITANIUM 使い方ガイド
すっかり忘れていましたが、こんなの持ってました。
1994年公開の映画「スピード」で主演のキアヌリーブスが劇中でG-SHOCKの「DW-5600」を着用しており、G-SHOCKブームの火付け役となったのは有名な話ですが、時を同じくしてセイコーアルバから登場したのが、このHYPER-TECHです。
とにかくクセが強いデザインが多かったシリーズでG-SHOCKの様に樹脂ケースをまとったモデルもありました。
発売当時、中学生だった僕は既にカシオのDW-5600C-1を愛用していたので、HYPER-TECHには全く興味がなかったのですが、数年前店頭で状態の良いHYPER-TECHを発見し、現代にはないデザインの面白さと、懐かしさもありコレクション用に購入しておりました。
せっかくなので、今回は設定方法がやや複雑な「N944ムーブメント」の時刻合わせなどの方法を紹介しておこうと思います。
(古いモデルなので、セイコーのホームページにダウンロードできる【N944】の説明書はありませんでした。)
【 主な仕様 】
それぞれのインダイヤル(12時、3時、9時の位置にある小さな文字板)を見てみると、12時の位置が「1/10秒計」、3時の位置が「24時間表示のデュアルタイム」、9時の位置は「AM、PM 12時間刻みの24時間計」です。
時刻表示の際、赤色の秒針は針先とは逆側で日付を表しています。
3時の位置から1日がスタートして、9時の位置までカレンダーの日付表示があります。上の画像は18の位置を指しているので18日です。
おもしろいギミックですが、数字がかなり小さいので、日付を瞬時に判断する事はできませんね。
【 各種設定方法 】
※リューズを時計回りに回転させると6時位置にある小窓のモードが①~⑥の順に変わっていきます。
①時刻表示
②アラームON (③でセットした時間にアラームが鳴ります。)
③アラーム時刻設定
④各種針のゼロ位置設定
⑤カウントダウンタイマー(1分~60分まで設定可能)
⑥ストップウォッチ(秒針はスイープ運針)
【 はじめに 】
バッテリー交換などをした際は、はじめに④でゼロ位置設定をして下さい。
【 ④→Ф← ゼロ位置設定 】
リューズ一段引きの状態でAボタン(時計回りに回転)、Bボタン(反時計回りに回転)を押すと赤色の秒針と連動して12時位置の1/10秒計を調整できるので、ゼロ位置に合わせる。
そのままリューズ一段引きの状態でリューズを回すと3時位置のデュアルタイムが調整可能。
そして、リューズ二段引きの状態でAボタン、Bボタンを押すと長針が動くので0時の位置に合わせる。その時、9時位置のインダイヤルの針も動くので合わせてAM12時にセットする。
【 ① TIME 】
現在の日付と時刻を設定できます。
↓手順↓
リューズを回して小窓に【TIME】を表示させる。
1. リューズを一段引き出しAボタン、Bボタンを押して秒針の弧になっている部分を日付に合わせる。
この状態でリューズを回すと3時位置のデュアルタイムも調整可能。
2.リューズを二段引き出してAボタン(時計回り)Bボタン(反時計回り)を押して時刻を合わせる。このとき9時位置のインダイヤルも動くのでAM、PMを気をつけて設定する。
(アラームをONにする②の場所でも日付、時刻設定が可能。)
【 ③ SET 】
アラームを鳴らす時刻の設定ができます。
↓手順↓
リューズを回して小窓に【SET】を表示させる。
リューズを二段引き出してAボタン、Bボタンでセットする。その際AM、PMに気をつけてアラーム時刻を設定する。
そして、小窓を【②TIMEアラーム】の位置にしておくとアラーム音が鳴る。
【 ⑤TIMER 】
1分~60分までのタイマーが設定できます。
赤色の秒針が反時計回りに回転しカウトダウンします。3秒前からピッ! ピッ! ピッ! ピーーー! とアラーム音がなります。
↓手順↓
リューズを回して小窓に【TIMER】を表示させる。
リューズを二段引き出してAボタン(時計回り)Bボタン(反時計回り)を押して設定する。
【 ⑥CHRONOGRAPH 】
ストップウォッチ
リューズを回して小窓に【CHRONO】を表示させる。
↓使い方↓
Aボタンでスタート、Aボタンでストップ、Bボタンでリセット
【 WATCH DATA 】
ケース径縦 約49mm (ラグ先~ラグ先)
ケース径横 約48mm (リューズ含む)
厚さ 約11mm
ラグ幅 20mm
10気圧防水
チタンケース、裏蓋ステンレス
ルミブライト
当日定価22000円(税抜き)