無駄遣い備忘録 『 漢の腕時計編 』

とにかく浪費癖のある僕が買った腕時計の備忘録 ダイバーズウオッチが大好きですが、ダイビングはしません😁

【SEIKO ALBA NX04-0A20】宇宙を夢見る ZiC WORLD TIME

ALBA

1979年に服部セイコーのブランドとして登場したALBA

当時は、時計メーカーではない会社が製造する安い時計が大量に出回り始め、ディスカウントストアーなどでも安い腕時計が売られ始めた頃である。

そのような低価格帯の時計に対抗するために、価格を下げてSEIKOのイメージを壊してしまうよりも、別ブランドとして安くて良い時計を作ろうと始まったのがALBAブランドである。

ALBAはSEIKOと一戦を画すブランドであるが、使われるクオーツはセイコーと全く変わらぬ高精度でありながらも、価格は安く良質な腕時計なのである。

そんなアルバブランドからは数々の名品が登場し、発売終了後何十年と経っても未だに人気のあるモデルが存在する。

それらの人気モデルの中には、有名ブランドの腕時計をオマージュしたものが幾つかある。

その一つ ZiC WORLD-TIME Ref.NX04-0A20を紹介する。

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ZiC WORLD-TIMEは1998年に誕生したOMEGA スペースウォッチ スピードマスターX-33をオマージュした腕時計である。

いろいろ気になる点はあるが、秒針先の赤いマーカーは良いとして、もう少し長針、短針を変えてほしかったなぁ~  などなどついつい欲がでてしまうのだ。

もちろん、いろいろ大人の事情があったのは容易に察しがつく。

X-33とはスペースシャトルの後継機としてNASAが開発していた再使用型宇宙往還機のことである。OMEGAはNASAと関係が深かったので、その開発コードX-33を共有して腕時計を開発していたのだ。結局NASAの方は開発中止となり実機は完成しなかった。

このデジタル × アナログのデザインが、当時人気があったかどうかは別として、各社から似たようなデザインの腕時計が販売されていた。

このZiC WORLD-TIMEもSHIPS別注モデルがあったりと、それなりに人気モデルだったようだ。

当時、僕は大学生で腕時計はG-SHOCKを使っていてALBAの腕時計などには全く興味が無かった。しかし、20年の時が経った現在ではスペーシーで多機能なデザインが新鮮でカッコいい。

機能面では、世界地図が表示され27ヵ国の時刻が瞬時にわかるワールドタイム機能は便利である。

僕には全く必要の無いワールドタイム機能だが、購買意欲を刺激するには十分なギミックなのだろう。

はたして本気で使用している人がどれぐらいいるのかは気になるところだ。

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そして、ELバックライトに定番のストップウォッチとアーラム機能が装備されている。

この様に多機能なので、バッテリーの消費が気になるが、【SR626】アナログ部と【LR41】 デジタル部と別々のバッテリーを使用しているため、どちらかのバッテリーが切れるなどのトラブルが起きても時刻は確認できるので安心だ。

最後になるが、このZiC WORLD-TIMEはベルト装着部の形状が異形ではないので、いろいろなベルトを装着できる楽しみがある。

当たり前の様に思えるが、ALBAはベルト装着部分が特殊な形状の腕時計が多く、専用のベルトしかマッチしない時計も多いのだ。

いざ純正のベルトが壊れたら合わせられるベルトが無いというのは腕時計の終わりを意味するのである。

お気に入りの時計と長く付き合うためにも、このラグの形状はありがたい仕様であると共に僕には必須条件なのだ。

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純正のブレスもあるが、やはり僕はダイバーのウレタンベルトを装着してしまった。

取扱説明書

 【WATCH DATA】

  • ベゼル径 約 37mm
  • ケース径 横約 42mm (リューズ含む)
  • ケース径 縦約 39mm(ラグ部分含まず)
  • 厚さ 約 12mm
  • ラグ幅 約 20mm
  • バッテリー:【SR626】アナログ                                      【LR41】 デジタル
  • 防水性能 : 10BAR
  • 2001年製 MADE IN CHINA