【ミリタリーウオッチ】 ゴールの向こう側
僕が腕時計を欲しくなるきっかけは雑誌の影響が多い。
それは腕時計の専門雑誌ではなく、ライフスタイルマガジンやファッション雑誌を見てである。
特に影響を受けていた雑誌が「Free & Easy」である。(現在では休刊)
その中のDAD´S STYLEという特集に登場する著名人の私物が僕の憧れだった。
つまり、雑誌によって知らなかったブランドやレアな腕時計を知るなど貴重な情報源になっていたのである。
これらは、雑誌の影響で購入したものだ。
Stocker&Yale TYPE6 SANDY660 Navigator Watch
DPW【Diving & Proffesional Watch】 MILITARY WATCH U.S. AIR FORCE Key West
著名人の私物で紹介されている腕時計は、現行のものではなくコレクターズアイテムで入手困難なモデル、もしくは高額なものばかりだった。
しかし、今思えば時間が有り余っていたのか気になる時計は必死で探し出したりもしていたのだ。
少なからず僕と同じ様なことをしていた人もいたと思う。
画像の2つの時計はそれなりにレアな時計で、Stocker & Yale の方は捜索にかなりの時間を費やし、またDPWの方も、もともとクロノシュポルトの UDT TIMER という「映画ランボー」でスタローンがはめていた時計が欲しかったのだが、かなりレアで高額だったため、同型のDPWを探し出し購入した思い出深い時計なのだ。
そんな両モデルとも苦労して入手したのにもかかわらず今はもう手元にはない。
長期間これらの時計を追いかけ過ぎたのが原因なのか、入手した事に満足してしまったのか、いつの間にか使うことなく仕舞い込んでいたのだ。
結果、2本ともコレクターの方に譲ったのだが本当に欲しい人にわたって良かったと思っている。
僕は、ただレアなミリタリーウオッチが欲しかっただけで、実は自分好みの腕時計ではなかったのかもしれない。
これは現在使用しているミリタリーウオッチタイプの時計である。
左はL.L. Bean クォーツ右側はSEIKO 7S26-00D0 自動巻きである。
両方とも既に生産はしていないが、特にレアではない。
そして、本物のミリタリーウオッチではなくデザインを模して作られたものなのだ。
だが、何故かずっと手元に置いている。
ゴールが終わりではなく、手に入れるまでの過程が楽しい腕時計もあるのだ。
こうやって、欲しい人の手をぐるぐる回っているのかと考えると面白い。
僕は腕時計の知識は全然ないが、少しでも見たことのない腕時計を知るきっかけになれたらと思いブログを書いていきたいと思う。