無駄遣い備忘録 『 漢の腕時計編 』

とにかく浪費癖のある僕が買った腕時計の備忘録 ダイバーズウオッチが大好きですが、ダイビングはしません😁

【CITIZEN 1408-396391】遊びの1本 VEGA ヴィンテージダイバー80´s

だんだん気温も暖かくなり、ダイバーズウオッチの似合う季節が近づいてきた。

春になると雑誌などでも腕時計の特集が組まれるのがお決まりのパターンだが、僕は現行の腕時計より、断然ヴィンテージの腕時計に魅力を感じてしまう。

特にダイバーズウオッチの様な使い込まれた傷や経年の色褪せはエイジング加工では表現できない本物のオーラがあるのだ。

 

今回はヴィンテージダイバーなのにお手軽に入手可能な腕時計の中から、夏の普段使いにオススメなシチズンから登場したブランドVEGA(ベガ)のダイバーズウオッチ1408-396391を紹介する。

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CITIZEN VEGA 1408-396391 】     BLACK文字盤=1408-394551

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1983年製

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MOVEMENT :MIYOTA 1408A

※VEGAは1979年に登場したシチズンのブランドで、前回紹介したセイコーALBA的な位置付けなので説明は割愛する。

このダイバーズウオッチはWATER 100m RESIST表記なので、サーフィンなどのウォータースポーツ程度が可能な防水性能で、潜水には使用できないダイバータイプの腕時計である。

もちろん当時の潜水用ダイバーズウオッチであっても、既に防水性能は期待できないので、この際あまり気にしない事にする。

防水性能の部分はさて置き、このベガのオススメポイントとして挙げられるのが、1980年頃のシチズン初のクオーツダイバー  クリストロンに採用されていたデザインを継承している点である。

シンプルなバーインデックスに、分厚い唇の様な短針など、いかにもシチズンらしいダイバーの顔をしているのだ。

クリストロンが当時 定価30000円程度で売られていたのに対して、ベガは1/3程度の価格で売られていたのでチープ感は否めないが見た目の雰囲気は十分に楽しめるレベルだ。

低価格を実現するために細かなパーツ類はもちろん、リューズはネジ込み式ではなく、ベゼルもスルスル両方向に回る飾り程度の物にすることにより、徹底的なコストダウンに成功している。

当たり前だが普段使いに何ら問題はない。

そして、インデックスはプリントなのだが、自発光塗料(プロメチウム147)を使用している。そのため変色したインデックスを楽しめるのだ。

このプロメチウム147のインデックスは現行の腕時計には無いヴィンテージダイバーのディテールである。

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シチズンの腕時計で文字盤にP-JAPAN-Pとプリントされているものは自発光塗料(プロメチウム147)を使用している。

シチズンは法の安全基準に基づき、夜光塗料にプロメチウム147という放射性物質を使用していたが、1998年以降に生産した製品には放射性物質は使用していない。
現在は蓄光性の夜光顔料を使用しており、これには放射性物質は含まれていない。 

プロメチウム147の半減期は約2.6年と言われている。

その後、ベガのダイバーはベンツ針を模した針になり、インデックスもドットに変わってしまったので、いかにもシチズンらしいダイバーの顔は失ってしまったのだ。

しかし、この時代のベガは様々なブランドのダイバーウオッチを製作っていたので、それらをコレクションするのは面白いかもしれない。

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モノマガジン別冊 1985年

How To Wrist Watchより転載

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CITIZEN VEGA 6B00-408675】1988年製

どちらのベガが好みかは人それぞれだが、やはり僕は80年代前半の 1408-396391 がオリジナリティがありオススメである。

また、アルバと比べてもベガはあまり知名度がないので購入する際もフリマアプリやオークションで5,000円以下で購入可能なのだ。

クリストロンのダイバーは近年高騰していて、程度が良い個体だと20,000円程で取り引きされているので、かなり買いやすい値段と言える。

まだまだキレイな個体も見つかると思うので、是非探してもらいたいダイバーである。

古い腕時計なので、購入の際はバッテリー切れの個体などは手を出さないのが無難である。しばらく動かしてないと、オイルが固まっていたりしてバッテリーを交換しても動かない場合が多々あるのだ。多少暖めると動き出す場合があるが、遅れが発生する場合もある

WATCH DATA】

※1408-396391

  • ベゼル径 約37mm
  • ケース横 約41mm (リューズ含む)
  • ケース縦 約41mm (ラグ先~ラグ先)
  • 厚さ 約11mm 
  • ラグ幅 20mm
  • バッテリー:BR2016
  • 両方向回転ベゼル (クリック感無し)
  • リューズ(ネジ込み X )

※6B00-408675

  • ベゼル径 約36mm
  • ケース横 約40mm (リューズ含む)
  • ケース縦 約41mm (ラグ先~ラグ先)
  • 厚さ 約10mm 
  • ラグ幅 20mm
  • 両方向回転ベゼル (クリック感有り)
  • リューズ(ネジ込み ◯ )

 

 

 

 

 

 

【SEIKO ALBA NX04-0A20】宇宙を夢見る ZiC WORLD TIME

ALBA

1979年に服部セイコーのブランドとして登場したALBA

当時は、時計メーカーではない会社が製造する安い時計が大量に出回り始め、ディスカウントストアーなどでも安い腕時計が売られ始めた頃である。

そのような低価格帯の時計に対抗するために、価格を下げてSEIKOのイメージを壊してしまうよりも、別ブランドとして安くて良い時計を作ろうと始まったのがALBAブランドである。

ALBAはSEIKOと一戦を画すブランドであるが、使われるクオーツはセイコーと全く変わらぬ高精度でありながらも、価格は安く良質な腕時計なのである。

そんなアルバブランドからは数々の名品が登場し、発売終了後何十年と経っても未だに人気のあるモデルが存在する。

それらの人気モデルの中には、有名ブランドの腕時計をオマージュしたものが幾つかある。

その一つ ZiC WORLD-TIME Ref.NX04-0A20を紹介する。

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ZiC WORLD-TIMEは1998年に誕生したOMEGA スペースウォッチ スピードマスターX-33をオマージュした腕時計である。

いろいろ気になる点はあるが、秒針先の赤いマーカーは良いとして、もう少し長針、短針を変えてほしかったなぁ~  などなどついつい欲がでてしまうのだ。

もちろん、いろいろ大人の事情があったのは容易に察しがつく。

X-33とはスペースシャトルの後継機としてNASAが開発していた再使用型宇宙往還機のことである。OMEGAはNASAと関係が深かったので、その開発コードX-33を共有して腕時計を開発していたのだ。結局NASAの方は開発中止となり実機は完成しなかった。

このデジタル × アナログのデザインが、当時人気があったかどうかは別として、各社から似たようなデザインの腕時計が販売されていた。

このZiC WORLD-TIMEもSHIPS別注モデルがあったりと、それなりに人気モデルだったようだ。

当時、僕は大学生で腕時計はG-SHOCKを使っていてALBAの腕時計などには全く興味が無かった。しかし、20年の時が経った現在ではスペーシーで多機能なデザインが新鮮でカッコいい。

機能面では、世界地図が表示され27ヵ国の時刻が瞬時にわかるワールドタイム機能は便利である。

僕には全く必要の無いワールドタイム機能だが、購買意欲を刺激するには十分なギミックなのだろう。

はたして本気で使用している人がどれぐらいいるのかは気になるところだ。

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そして、ELバックライトに定番のストップウォッチとアーラム機能が装備されている。

この様に多機能なので、バッテリーの消費が気になるが、【SR626】アナログ部と【LR41】 デジタル部と別々のバッテリーを使用しているため、どちらかのバッテリーが切れるなどのトラブルが起きても時刻は確認できるので安心だ。

最後になるが、このZiC WORLD-TIMEはベルト装着部の形状が異形ではないので、いろいろなベルトを装着できる楽しみがある。

当たり前の様に思えるが、ALBAはベルト装着部分が特殊な形状の腕時計が多く、専用のベルトしかマッチしない時計も多いのだ。

いざ純正のベルトが壊れたら合わせられるベルトが無いというのは腕時計の終わりを意味するのである。

お気に入りの時計と長く付き合うためにも、このラグの形状はありがたい仕様であると共に僕には必須条件なのだ。

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純正のブレスもあるが、やはり僕はダイバーのウレタンベルトを装着してしまった。

取扱説明書

 【WATCH DATA】

  • ベゼル径 約 37mm
  • ケース径 横約 42mm (リューズ含む)
  • ケース径 縦約 39mm(ラグ部分含まず)
  • 厚さ 約 12mm
  • ラグ幅 約 20mm
  • バッテリー:【SR626】アナログ                                      【LR41】 デジタル
  • 防水性能 : 10BAR
  • 2001年製 MADE IN CHINA

 

 

 

 

 

 

 

【CITIZEN 8951ー085752】発見!!CITIZEN ARNIE ANA-DIGI 80´s

2019年にアーニーこと、SEIKO Hybrid Diver H558-5009(1982年~)が、ソーラームーブメントH851搭載で復活を遂げた。

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【写真はSEIKO公式webサイトからの転載です】

 

アーノルド・シュワルツェネッガーが映画「コマンドー」や「プレデター」で着用していたハイブリッドダイバーだ。

【ハイブリッドとはアナログとデジタルを組み合わせたSEIKOの時計の総称  ハイブリッド=アナデジ

そして、今回紹介するのが

CITIZEN 8951ー085752【504-5873】

アナデジダイバー1984年製だ。

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 見ての通り、セイコー アーニーのオマージュである。

H558とは液晶の位置が上下で違うが、その後の海外モデルには液晶が下に付いたH601-5480が存在する。H601の方は 海外モデル特有の文字盤にSPORTS 150表記があるので防水性能が15BAR程度のダイバータイプだと思われる。

そんなH601でも海外ではArnieと呼ばれ人気があり入手難度は高い。

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少し話がそれたが、このシチズンアーニー(CITIZEN ARNIE)は海外流通モデルだったのか?あまり国内では見かけない希少モデルである。

見た目は本家アーニーを彷彿させる出で立ちで雰囲気は良いのだが、WATER RESIST 100の表記からもわかる様に、10BAR程度の防水性能なので貧弱な外胴プロテクターや、ハメ込み式の裏蓋などスペック面も質感も含め本家アーニーの方が数段上である。

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もともとは本家アーニーのH558-5009を探していたのだが、ハイブリッドのためアナログとデジタル部分が共に正常な個体は少ない。また外胴パーツが破損している個体も多く、状態の良い個体は価格も高い。

そんな中たまたま発見したのがシチズンのアーニーだった。

残念ながら本格ダイバーではないが、なかなかの珍品なので、思わず飛び付いてしまったのだ。

セイコーと比べて流通数が少ないシチズンであるのと文字盤に自発光塗料(プロメチウム147)が使用されているのも購入にあたって僕にはポイントが高かった。

既に発光は弱くなっているが、良い色にインデックスは変色している。

※シチズの腕時計は自発光塗料を使用している文字盤に「P-JAPAN-P」とプリントしてある。

シチズンは法の安全基準に基づき、夜光塗料にプロメチウム147という放射性物質を使用していたが、1998年以降に生産した製品には放射性物質は使用していない。
現在は蓄光性の夜光顔料を使用しており、これには放射性物質は含まれていない。 

プロメチウム147の半減期は約2.6年と言われている。

 

状態は良くないが今回は比較的安価に手に入れることが出来たので大変満足している。

 

やっぱり次はセイコーアーニーだ!!

 

WATCH DATA 】
⌚サイズ

ケースサイズ:約46mm(リューズ含む)
ベゼル径:約42mm (両方向回転)
厚さ:11mm
ラグ幅:20mm
 

⌚機能 

カレンダー
クロノグラフ
アラーム 2セット
タイマー
時報
液晶の豆球
ハック機能

 

 【操作方法】

中央のリューズを押すとモード変更

リューズを一段引いて、左右に回すとデジタル部の修正ができる。

更にリューズを一段引き出すと、アナログ部の時刻調整ができる。

 

【追記】

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海外のプロマスター販促用のポスターに掲載されているのを発見した。

シチズンの代表的なモデルと一緒に並んでいるので、それなりに力を入れていたモデルだったと思われる。

 

 

 

 

【SEIKO 5H23-6379】BLACK PVD ユニークケースダイバー

「電池寿命切れ予告機能」発動!!

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SEIKO 海外モデルの5H23-6379が2秒運針になったので、そろそろバッテリー交換の合図だ。

これは誕生日に奥様がプレゼントしてくれたものなので、自分で交換して壊さないように時計店でバッテリー交換をしてもらっている。

クォーツの腕時計が増えたので、頻繁にどれかしらバッテリー切れが発生し、費用は1000円程度だがお財布には優しくない。なるべく2軍の時計は自分で交換するようにしているのだが、1軍はやはりリスクを考えて時計店にお願いしている。

結局バッテリー交換しても、ほとんど使わないと思うが、やはりクォーツは動かしてないと調子が悪くなるのでバッテリー交換は必須だ。

 

せっかくなので、今回は5H23-6379を紹介する。

このモデルは80年代の海外モデルで文字盤にSQ (SEIKO QUARTZ) SPORTS 150とプリントされている。

海外向けのスポーツモデルにはSPORTS 50, SPORTS 100, SPORTS 150, SPORTS 200と表記があり、これは防水性能を表していると思われSPORTS 150の裏蓋には WATER RESISTANT 15BARとある。

90年代からはSPORTS 200が登場し海外版のアルピニストや、キネティックのダイバーにSPORTS 200 と表記があるものを確認している。

ちなみに5H23ムーブメントはchronos(クロノス)に使われていたようだ。

クロノスと言えば、「高い信頼性を持ちながら、お求めやすい価格」が特徴の腕時計だ。

 

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電池寿命5年

【販売店セイコーウオッチカタログ1991年より転載】

日常で使う分には十分な性能のムーブメントである。

そして、このモデルの最大の特徴はユニークなケースである。

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 ベゼルをガードするように、ネジ4箇所で固定する金属のガードが付いている。

それにより堅牢性を高めており、デザイン的にも面白い。

ベゼルは両方向に回転するが、しっかりクリック感もあり60クリックで1周する。

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 そして、高級感はないがドーム状の風防(カーブハードレックス)とプリントインデックスが良い感じにヴィンテージ感を出している。

国内ではあまり人気の無いゴールドの文字盤もギラギラしたゴールドではなく、マットなゴールドなので、ブラックPVDのケースにマッチしてカッコいいのだ。

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限定復刻したジウジアーロのダイバーズウオッチのゴールドに近い感じがする。

 

続いてはブレスだが僕はPVDのジュビリーブレスに交換して使用している。

もちろん純正のブレスの方がケースとの一体感、そして装着感も間違いなく良い。

しかし、塗装がブラックPVDが故に剥げなどが目立つのだ。

また、ケース形状が特殊で、ラグ部分はストレートではあるが替えがきくブレスも少ない。ebayなど海外で流通している個体は、ブレスが純正でない物が多いので、やはり貴重なのではないだろうか。

そのため僕は純正ブレスは使用せずに保存している。

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ブレスのバックル部分にSEIKO SQと入っている。(調整は板バネ式)

 使用中のジュビリーブレスの塗装が剥げ剥げになったら純正のブレスに替える予定だ。

このモデルには、カラー違いのシルバーケースにブラック文字盤があるのだが、そちらの方が人気があると思われるので程度の良い個体は入手難度が高い。

 

いつか誕生日に頂きたいものだ(笑)

 

WATCH DATA】

  • ベゼル径 約38mm
  • ケース径 縦約43mm
  • 厚さ 約10mm
  • ラグ幅 18mm
  • カレンダー :英語, スペイン語
  • バッテリー:SR920SW
  • 両方向回転ベゼル
  • ねじ込み式リューズ
  • 15BAR
  • 1988年製 
  • ムーブメント 亀戸工場

 

【VINTAGE CASIO TRW-100 】ヨットに乗ったこと無いですけど ヨットタイマー 90´s メンテナンス

 

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今回は、以前手に入れたカシオ TRW-100 ヨットタイマーの紹介

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国内では滅多に見ないので海外モデル?

でもebayなどにでてくる個体の防水表記は、100mで僕が持っているのは10BAR表記だから国内向けなのかな?

 

カラーリングが気に入って購入したけど、ボタンのプッシュ音とアラーム音が鳴らない事をあとから気づいた。

アラームは使わないけど、中古のデジタルウオッチではよくある残念ポイントだ。

 

もしかしてあれかな?

 

一つ思い当たる事があったので、裏蓋を開けてみることに。

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そして、4つのネジを外すと裏蓋が浮き上がってきたので、ゆっくり開けてみるとバッテリーを押さえる金属のプレートが外れていた。

プレートでバッテリーを押さえつけて固定するタイプなので、プレートが外れるとバッテリーが浮き上がってしまうのだ。

しかもバッテリーには指紋がべったり付着しネジも錆びが出てる。

雑だから前のオーナーも自分でバッテリー交換してたのかな!?

バッテリーを固定するプレートも取り付けできなくなってるし、強引に外したの?

 

それはさておき、僕が確認したかったのはスプリングの有無だ。

疑ってゴメン!!

しっかりスプリングはありました。

◯印の部分に凄く小さなスプリングが刺さってるんだけど、このスプリングが裏蓋の共鳴板に当たってアラーム音が鳴る仕組み。

よく紛失するから有無を確認したかったのだ。

スプリングはあるから、接触が悪いのかピンセットで出したり入れたりしてたら、

 

(゜ロ゜;

 

OH SHIT !!

異次元に飛んでいきましたよ(-_-;)

さすがに小さいから、探す気にもならない。

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【F-105のスプリングを移植】

 

結局アラームは死亡していたので、組み直す事に。

この時計はバッテリーを入れるだけでは、液晶が表示されないので、一度リセットする必要がある。

デジタル時計はムーブメントの何処かに「AC」オールクリアと表記があるはずなんだけど見当たらない。

白色のスペーサーを外すのか?

強引にいくとムーブメントが飛び出してくるので、しっかりムーブメントを押さえてグリグリこじって外すと「AC」ありました。( ´ー`)

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アラームのスプリングの横にあるこの金色の端子が「AC」端子だ!

 

この端子と電池のプラス側をピンセットでショートさせて初めて時刻を表す液晶に数字が表示されるのだ。

バッテリーを止めるプレートがダメになっているので、スペーサーをはめて、閉めるばっかりにしてショートさせてみた。

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この操作で無事に液晶も表示されたので、パッキンとネジにシリコングリースを塗って閉じて終了。

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今回の作業でアラームが死亡してるのが確認できたけど、スプリングを紛失しただけで得るものは何もなかったな(笑)

※作業はすべて100円均一の指サックを人差し指と、親指にはめて行いました。

 

 

WATCH DATA】

  • モジュール:1004
  • バッテリー:CR1616
  • ベゼル径 約38mm
  • 厚さ 約12mm
  • ラグ幅 17mm
  • 10BAR

【機能】

  • ストラップウオッチ
  • カウトダウンタイマー 1min~60min      (メモリー×2)
  • アラーム

 

 

 

 

 

 

 

 

【SEIKO 6531-600A】これぞエイジング セイコー アベニュー QUARTZ

SEIKO Avenue Cal.6531-600A

をご存知だろうか?

Avenueは当時のSEIKOの中でも、少年隊、男闘呼組チェッカーズをCMに起用し若い世代に向けて力を入れていたラインである。

全然知らなかったが、男闘呼組の代表曲TIME ZONEはAvenueのCMソングだったようだ。

今回はAvenueの中でも、SPORTY CASUALにカテゴライズされている、Ref.6531-600Aの紹介だ。

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【販売店セイコーウオッチカタログ1985年Vol.2より転載】

カタログにあるように、可愛いペアーウォッチでTIMEXのサファリの様なイメージである。

 

 

メンズでもケース径が32mmと小ぶりであるが、シンプルなブラックの3針に、深みのあるグリーンのケース、マスタードの文字盤の組み合わせは好配色で使いやすい。

そして、2時の位置にあるリューズも個性的だ。 

僕の所有する個体は84年製で数年前に手に入れたのだが、かなり年期が入ってボロボロの状態だった。

僕は何故そのような個体を手に入れたのか?

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緑の塗装が剥げ下の黒地が露出し、風防もキズだらけの腕時計にシングルパスのミリタリーベルトが装着されていたのだ。

絶妙なカラーリングが故に剥げた塗装が迷彩柄に見え、インデックスのアラビア数字も道具感があって良い。

そしてベルトとの相性の良さから何とも言えぬミリタリー感を醸し出していたのだ。

あんなに可愛いルックスだったのに、完全に男前な腕時計に変貌していたのである。

この組み合わせのセンスの良さに完全に一目惚れしてしまった。

 

ダイバーズウオッチは使い込まれたキズが似合うが、この6531-600Aもキズが似合う数少ない腕時計ではないだろうか。

 

WATCH DATA】

  • Movement 6531 Quartz
  • ケース径 約 32mm
  • 厚さ 約 7mm
  • ラグ幅 16mm
  • 防水性 水仕事とスポーツ用防水性 

        ねじ込み式リューズではない

※文字盤違いで、60の下にAvenue表記 30の上にSEIKOと表記される個体もある。

 

【追記】

文字盤違いを入手したので、画像をアップしておく。

こちらは、1986年製であった。

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BASE METAL ST.STEEL BACKの刻印がこちらには無い。

【SEIKO H449-5040】衝動買い シルバーウェーブ ハイブリッド

先日、ブラックモンスターを買ったばかりなのに、またまた買てしまった。

シルバーウェーブ ハイブリッド H449-5040

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ハイブリッドとはセイコーのデジタル×アナログの腕時計の総称である。

ちなみに、シチズンがデジアナ(アナデジ)だ。

つまりハイブリッド=デジアナ(アナデジ)なのだ。

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(販売店セイコーウオッチカタログ1983年より転載)

今回入手したH449-5040の文字盤はダイバー仕様の視認性の良い夜光インデックスを採用している。

当時はハイブリッドと言えばスクエアだったのだろうか?

ケースはスクエアタイプでポリウレタンのベゼルを装着し、スポーツモデルを強調した独特のデザインである。当時は船の窓をイメージしたモデルなど海を意識したモデルも多数あったので、その類いなのだろうか?

ねじ込み式リューズとスクリューバックの裏蓋であるが、肝心な防水性能は水仕事とスポーツ用防水とカタログに記載がある。

特に表記は無いが、10気圧防水ぐらいだと思われる。

現代ではあり得ないデザインで、ダイバールックが面白い。

シルバーウェーブの中には高額で取り引きされている人気モデルもある。

H449-5040は人気が無かったのか、あまり見かけない。

カジュアルなデザインなのに、当時の定価25000円は高価だっただろうし、ポリウレタンベゼルが破損したり、スポーツモデルなのでハードに使われていたのだろう。

僕が買った個体も、風防やベゼルがキズだらけだったので、キイロビンやヤスリで多少磨いたのだが、また時間がある時に気合いを入れてキレイにしようと思っている。


次はオレンジが欲しいな‥‥

どうしよう無駄遣いがとまらない。

 

WATCH DATA

H449-5040 

定価25,000円

  • ベゼル縦 約32mm (黒いガードの部分)
  • ベゼル横 約32mm (黒いガードの部分)
  • 厚さ 約8.5mm
  • ラグ幅20mm【セイコー DALOAZ 22mmのウレタンベルトを加工して装着している】
  • ねじ込み式リューズ
  • スクリューバック
  • 豆球ライト
  • 亀戸工場

 

【操作方法】

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【時刻修正】
① 左下のボタンを押して時刻表示にする。
② リューズを1段引く。
③ 左下のボタンを押すと秒が00になる。
④ そのままリューズを左右に回して時と分を合わせる。

⑤ リューズを押し込んでセット完了

 

【12時間、24時間切替え】
①    時刻表示の状態でリューズを1段引いてからすぐに押し込む。

 

【カレンダー合わせ】
① 左下のボタンを押してカレンダー表示にする。
② リューズを1段引く。
③ リューズを左右に回して月日を合わせる。

④ リューズを押し込んでセット完了

⑤    その後に、左下のボタンを押して曜日と日付表示にする。

⑥    リューズを1段引く。

⑦    そのままリューズを左右に回して曜日を合わせる。

⑧ リューズを押し込んでセット完了

 

【アラーム】 

① 左下のボタンを押してアラーム表示にする。
② リューズを1段引く。

③ そのままリューズを回して時と分を合わせる。

④ リューズを押し込んでセット完了
⑤ アラームのON , OFF はリューズを一段引いてすぐに押し込む操作で切り替わる。

 

【アナログ針合わせ】
①    リューズ2段引いて普通の時計と同様に回して合わせる。

 

※デジタル液晶が上部にあるH357ムーブメントも基本操作は同じである。

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【追記】

2020-07-11

この腕時計は中古で購入した当からアラーム音、プッシュ音が鳴らなかったのだが、今回裏蓋を開けて確認して見たところ裏蓋に貼り付けてある共鳴盤が割れて大部分が裏蓋から剥がれ落ちていた。

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取り敢えず瞬間接着剤で張り付けてみたのだが、何故割れていたのだろう?

前オーナーが共鳴盤を剥がそうとしたのか、この部分が割れているのは今回がはじめてである。

アラームが鳴らなかった原因は解明したが、単純にそれを貼り付ければ直るとは到底思えない。しかし、パッキンにシリコングリスを塗って裏蓋を閉めたら、アラームが鳴るようになったのだ。

最近、アラームが鳴らなかった腕時計の復活に連続で成功している。しかも、断線や機械的な故障などの難しい事が原因ではなく単純な事ばかりが原因であった。もし中古で買った腕時計のアラームが鳴らなくて故障かなと思ったら駄目元で一度裏蓋を開けて確認してみるのも良いかもしれない。

 

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