【SEIKO 6531-600A】これぞエイジング セイコー アベニュー QUARTZ
SEIKO Avenue Cal.6531-600A
をご存知だろうか?
Avenueは当時のSEIKOの中でも、少年隊、男闘呼組、チェッカーズをCMに起用し若い世代に向けて力を入れていたラインである。
全然知らなかったが、男闘呼組の代表曲TIME ZONEはAvenueのCMソングだったようだ。
今回はAvenueの中でも、SPORTY CASUALにカテゴライズされている、Ref.6531-600Aの紹介だ。
カタログにあるように、可愛いペアーウォッチでTIMEXのサファリの様なイメージである。
メンズでもケース径が32mmと小ぶりであるが、シンプルなブラックの3針に、深みのあるグリーンのケース、マスタードの文字盤の組み合わせは好配色で使いやすい。
そして、2時の位置にあるリューズも個性的だ。
僕の所有する個体は84年製で数年前に手に入れたのだが、かなり年期が入ってボロボロの状態だった。
僕は何故そのような個体を手に入れたのか?
緑の塗装が剥げ下の黒地が露出し、風防もキズだらけの腕時計にシングルパスのミリタリーベルトが装着されていたのだ。
絶妙なカラーリングが故に剥げた塗装が迷彩柄に見え、インデックスのアラビア数字も道具感があって良い。
そしてベルトとの相性の良さから何とも言えぬミリタリー感を醸し出していたのだ。
あんなに可愛いルックスだったのに、完全に男前な腕時計に変貌していたのである。
この組み合わせのセンスの良さに完全に一目惚れしてしまった。
ダイバーズウオッチは使い込まれたキズが似合うが、この6531-600Aもキズが似合う数少ない腕時計ではないだろうか。
【WATCH DATA】
- Movement 6531 Quartz
- ケース径 約 32mm
- 厚さ 約 7mm
- ラグ幅 16mm
- 防水性 水仕事とスポーツ用防水性
ねじ込み式リューズではない
※文字盤違いで、60の下にAvenue表記 30の上にSEIKOと表記される個体もある。
【追記】
文字盤違いを入手したので、画像をアップしておく。
こちらは、1986年製であった。
BASE METAL ST.STEEL BACKの刻印がこちらには無い。