今さら聞けない SEIKO 3RD DIVER´S WATCH
今まで、セイコーのダイバーズウオッチを買ったり、手放したりしてきたが、購入する際に中身は別として正直外装がオリジナルか否か分からない事も多く、特にネットで買う際は気になる商品があっても購入を断念する事が何度もあった。
今回、このブログを書こうと思ったのも、某ショップから新商品の入荷情報のメールが届き、その商品に気になる点があったからである。
ショップからのメールは僕が予め登録した検索ワード(セイコー, ダイバーなど)にヒットした商品が入荷した時に届くメールなのだが、今回届いたのはセイコー3rdダイバーの海外流通モデル 6309-7040 が入荷したというメールであった。
特に目当ての腕時計があるわけではないので、メールは暇な時に軽くチェックする程度だったが、今回は珍しく3rdダイバーだったのでアクセスして内容をチェックしてみたのだ。
今回は、たまたま3rdダイバーの中でもタマ数の多い6309-7040であったが、3rdダイバーはとにかく怪しい個体が多く、以前から
これはどうなの?
と気になっている疑問点がいくつかあるので挙げてみた。
1:まず最初に思いつくのが、表面張力で盛り上がった様なベゼルの夜光部分だ。
これって3rdダイバーに限らず中古のセイコーダイバーでたまに見かけるのだが、
こんなのあるの?
といつも気になるポイントなのだが、今回入荷していた、3rdもこのベゼルがついていた。
気になるので、画像検索で6309-7040を調べてみると、もっこりベゼルもちょこちょこ出てくるので困ってしまう💦
【僕の6309-7049 北米モデル】
僕が持っている3rdとは全然違うのだ。
2:そして、次はこれ!
このフォントの違い!!
↑3rdはコレじゃないの!?
どっちが正解?
どっちも正解?
3:そして、最後はベゼルインサートの表面処理が古いモデル(7C43-7010)は粗い感じで、ブラックボーイは表面処理は細かく真っ黒な感じだ。
【 7C43-7010 】1991年製
【 7S26-0020 】2015年製
【6309-7049】1984年製
7C43-7010と6309-7049は似たような見た目のベゼルで、光の加減で色目が白っぽく見える感じなのだが、比較で用意したブラックボーイの様な黒々したベゼルインサートが装着されている場合もあるのだ。
僕は実物の3rdダイバーを多く見てきたわけでは無いので、中身は別として外装がオリジナルなのかどうかは画像からは判断がつかないし、実物を見ても分からないだろう。
ましてやカスタムなども興味が無いので、アフターパーツの知識も全くない。
さらに、僕が怪しいと思っているパーツが使われている3rdダイバーでもネットショップでは高額で売られていて売り切れになっていたりするので、ますます分からなくなるのだ💦
売り手がどの程度把握しているのかは不明だが、それなりに見極める能力がないと買い取りの際は何を基準にして査定しているのかも謎になってくる。ぼろぼろのダイバーでもアフターパーツでベゼルインサートと風防を交換すれば、見た目はキレイになるので、オリジナルの3rdダイバーより高値で査定してくれるかもしれない。
もはや何処で買うにしても、値段では判断ができないので難しい買い物ではないだろうか。
高級腕時計でもないのに、こんなに怪しい個体が多く悩みはつきないが、これほど魅力的な腕時計は他にはない。
誰かセイコーのヴィンテージダイバー購入ガイドなるものを書いてくれないかな(笑)