無駄遣い備忘録 『 漢の腕時計編 』

とにかく浪費癖のある僕が買った腕時計の備忘録 ダイバーズウオッチが大好きですが、ダイビングはしません😁

【 SEIKO KINETIC 5M42-0E60 】ヨルグ・イゼック氏の名品「アークチュラ」再び!! 【レビュー】

コロナ禍でストレスばかり溜まる毎日ですが、年末におもしろい腕時計を2本発見し入手したので、その内の1本を今回は紹介しようと思います。

時間があればリサイクルショップでトレジャーハントをしている自称トレジャーハンターの僕ですが、2年振りぐらいでしょうか?久しぶりに訪れた店で、一際存在感を放つこいつを発見しました。トレジャーハンター歴は長いですが、このモデルに店頭で出会うのは初めてだったのでお宝発見です。

 f:id:little_dice:20210112202534j:plain

これは、以前紹介した「アークチュラ」シリーズのダイバータイプで、1997年にヨルグ・イゼック氏デザインで登場した初期キネティックの1本です。

同氏デザインで同じく1997年に登場したタグホイヤー 「キリウム」と同様に流線型のデザインが特徴的ですね。

f:id:little_dice:20210112204522j:plain

出典:Calibre11

多少磨いてキレイにしましたが、今回入手した個体は使用感満載な状態で、さらにオリジナルのブレスではありませんでした。ブレス込みでヨルグ・イゼックデザインなので、ブレス欠品は痛いのですが、価格とのバランスを考慮して今回は購入しました。

キネティックの腕時計を買う時には、店頭で稼働していない場合が多いので振って動くかを確認するのですが、完全に二次電池が死んでいない限り普通に動き出します。

しかし、普通に動いたからといっても二次電池が弱っている事が多く、今回の個体も着用時は精度良好で動いていますが、動かさないと翌朝までバッテリーがもたない状態でした。

購入時の判断が難しいAGSやKINETICの腕時計の中古品は二次電池保証無しで安く売られている事が多いのですが、まれに二次電池が交換されており古い個体なのに何日も稼働するラッキーな個体もあります。しかし、ダメな場合が多いので、二次電池交換費用も考えて購入すのが良いですね。

 

 f:id:little_dice:20210113104413j:plain

f:id:little_dice:20210112212025j:plain

【 SEIKOウオッチカタログ1998年より転載 】

カタログで確認してみると、ブレスはステンレスとウレタンのコンビだったようで、さすがに登場から20年以上経過しているので、ウレタン部分が劣化したりして交換したと思われます。買った時にはBearのステンレスブレスが装着されていましたが、取り敢えずレザーベルトに交換してみました。

 f:id:little_dice:20210117202049j:plain

デザイナーズの腕時計はブレスの形状が特殊な場合もありますが、これは意外にもベルト取り付け部の形状がノーマルでストレートだったので、ベルトの選択肢は多くセイコー純正のダイバー用ベルトなども装着可能でした。

【 レビュー 】

 f:id:little_dice:20210114185424j:plain

f:id:little_dice:20210117201723j:plain

f:id:little_dice:20210117201513j:plain

3M22-0D49と比較してみると、大きさはもちろんですが、質感等も含め全くの別物でした。さすが定価10万円だけあって、細部まで丁寧に仕上げてあり高級感があります。

 f:id:little_dice:20210116075134j:plain

 軽量な革ベルトを装着していますが 96g もあるので、機械式のブラックボーイ(7S26-0020)などと同等の重さではないでしょうか?さらに純正ブレスだとかなりの重量感だと思います。

【外観】

ヨルグ・イゼック氏らしいデザインのベゼルはポリッシュ仕上げでゴールドの差し色が高級感を出すには良いアクセントになっています。

また、【ベゼル + 風防 + ケース】との一体感が素晴らしく、ベゼルの回転は120ノッチでネチネチと気持ちよく回ります。

しかし、全体的な一体感を重視したデザインなので、ベゼルサイドがケースに沿うように薄くなっており指で掴みにくく多少操作性が犠牲になっています。さらにリューズもデザイン重視の形状のためか小型で、ゴールドのリューズ部分を引き出すには爪先などを引っかけて引き出すのですが、リューズ自体が小さく滑り止めの加工もないので操作はしにくいです。

 

文字板には12時の位置から6時の位置にかけてアークチュラのシンボルであるグラデーションになっているインジケーターがあります。そのインジケーターは文字板の1層目ではなくアーク状にくりぬいてある2層目にプリントされており、平面の文字板に奥行きを出しています。これは以前購入したアークチュラ(3M22-0D49)には無いギミックです。

 f:id:little_dice:20210119141314j:plain

ドットのインデックスはルミブライトで通常のダイバーズウオッチのインデックスと比べるとかなり小さめですが、トータルのバランスから見ると完成度の高い上品な仕上がりになっています。

また、長針、短針はアークチュラシリーズで統一されたデザインになっていますが、秒針のみ他のアークチュラとは違うダイバーズウォッチ仕様の根もとにドットが付くタイプの針を採用しています。

 

【 まとめ 】

このモデルを調べていてわかったのですが、海外ではそれなりに人気がありコレクターアイテムになっているようです。

やはり、ブラック文字板の方が多く流通しているようで画像も多く出てきますね。

僕も今回購入して一番に感じたのは、やはり以前購入した3M22-0D49とは比べ物にならないぐらい作りが良いことです。

もともと、このモデルが欲しくて探していたわけではありませんでしたが、実物を見て即購入に至るほどデザインが素晴らしく魅力的な腕時計であると僕は思いました。

その点も海外で評価されている要因の一つなのでしょうか?

現状、二次電池が弱っているのでバッテリー交換を自分で行うか悩んでおります。

実際DIYで交換されている方も多いので、チャレンジしてみる価値はあるとは思いますが、しばらくは純正ベルトを探すトレジャーハントで楽しもうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 SEIKO 7548-700B 】一生モノ!? タフすぎる腕時計 オーバーホールへの道

皆さんは腕時計を買う時、何を基準にして選んでいますか?

ブランド、デザイン、機能、価格などで選んだり、誰かによる影響や憧れなんて事もありますよね。

それぞれの人が様々な基準で腕時計を選んでいると思いますが、僕が腕時計を選ぶ時の基準は使い込んでエイジングを楽しみながら育てていける時計。つまり、キズがついても似合う腕時計で、多少ラフに扱っても耐えられるタフな腕時計をなるべく選ぶようにしています。

そして、これが重要なんですが、現在新品では購入できない腕時計に、より特別な魅力を感じます。

これは若い頃に影響を受けた1点物の古着の中から自分好みの服を探し出す楽しさであったり、かつてのG-SHOCKブームの時のように、よりレア度の高い物を所有したいという当時の思いからきているのではないかと思っています。

そんな趣向なので、古き良き時代の同じ様な腕時計ばかりが増え続けているのですが、やはりこれらの腕時計にはヴィンテージ加工では再現できない長年使い込まれてできた使用キズであったり、経年による色褪せや劣化によって出る独特の雰囲気があり最高にカッコ良いんですよね。

しかし、僕好みの実用時計はメンテナンス状況が不明な場合が多く、ほとんどの個体が1度もオーバーホールされる事無く現在に至っていると思うので、すぐに故障したり不具合を起こすリスクが高いのも事実です。

そんな基準で収集してきた僕のコレクションの中には、今年で製造より40年を迎えた腕時計があります。

それはSEIKOの7548-700Bと以前紹介したCITIZEN4-732316-TAで、たまたま2本ともPEPSIベゼルでした。

 f:id:little_dice:20201205053134j:plain

今回は【PYH011】7548-700Bの話

 f:id:little_dice:20201205055836j:plain

【 SEIKOウオッチカタログ1979年より転載 】

【  購入時期 】

1979年に登場したクォーツダイバーの初期モデルで、これぞ『SEIKO DIVER´S』の顔をしており現在でも根強い人気があります。

f:id:little_dice:20201209144216p:plain

【 SEIKOウオッチカタログ1979年より転載 】

また、6306サードダイバーの後継機であり、共通パーツもあるので部品取りに使われる事も多く、ジャンク品でもそこそこの値が付くのが特徴です。

また、現在の相場では考えられないですが、当時の定価は7548の方がサードダイバーより高いですね。

話を戻して、実はこのモデルを買ったのは2回目で以前にも同モデルを所有していたのですが既に手放しており、これは2年ぐらい前に再度中古で購入した個体です。

珍しく実物を見ないで購入した時計で、商品説明には『電池切れですが年代の割に美品です』と記載があったので入手したのですが、針に腐食があったり、風防にも深い点キズがあったのでガッカリした事を覚えています。

中古なので、多少のキズは我慢できますが、針の腐食は浸水した可能性もあるので記載して欲しかったですね。絶対に買わないので!到着時は電池切れで不動だったので動くか不安でしたが、バッテリーを交換したら問題なく稼働しました。

【 突然の故障!? 】

この7548-700Bは今月(12月)でちょうど40歳を迎えたのですが、突然時間が遅れるようになってしまいました。

寒くなってきたからなのでしょうか?

メンテナンス歴も不明だったので、このタイミングで不具合が出てきたと思われます。

【  症状 】

時間が遅れる原因としては、文字板の35分辺りで、秒針がピクピク足踏みしていました。そして、しばらくするとまた動き出す感じです。そのため少しずつ時間が遅れていくようです。

【 とりあえずの対策 】

以前バッテリー交換をしてから2年程経過しているので、バッテリーが弱ってパワー不足になっているのでしょうか?

一応バッテリー寿命は3年のはずで、バッテリー切れ予告の2秒運針にもなってないのですが、とりあえず仕事帰りに一級時計修理技能士の営む時計店へバッテリー交換に行って来ました。

店主には「バッテリーは弱っているけど、バッテリーが原因じゃないかも?」と言われましたが、駄目元でお願いして交換してもらいました。

改善しない場合はオーバーホールをすすめられましたが、部品交換が必要な場合「古い時計なので部品が入手できないかも?」との事でした。そこでオーバーホールを依頼すると費用は1万円ぐらいだそうです。やはり国産クォーツのオーバーホールは安いですよね。

【 バッテリー交換の結果は? 】

2日間ウォッチボックスに入れて様子を見ましたが、問題ないようでしたので3日目に仕事に着けていきました。

とりあえず問題ないと思っていましたが、家に帰る頃には30分程遅れていたので、どうやら着用していると遅れていくようです。

覚悟はしていましたがオーバーホールが必要な状態のようです。

【 オーバーホールするの? 】

 f:id:little_dice:20201211125152j:plain

正直この個体をオーバーホールに出すか悩みました。

僕のコレクションの中では着用機会の少ないPEPSIベゼルであるのと、そこまで状態が良い個体ではない事がネックになっていましたが、改めてこのモデルの文字板のデザインの良さと、ヴィンテージならではの雰囲気を再評価し結局オーバーホールに出す事にしました。

 今回のオーバーホールは以前2625-001Aを修理していただいた、近所にある工房にお願いすることにしました。

こちらの工房は老舗で古い腕時計も得意としているので、こちらに出す事に決めました。

職人さんが言うには、この時代の腕時計は部品も丈夫なので、だいたいオーバーホールすれば直るとの事でした。

年内に仕上がるかどうからしいので、またオーバーホールが終了したら報告いたします。

 

無事直るのでしょうか?

 

 

 

 

 

【 SEIKO ALBA N944-7A50 】HYPER-TECH TITANIUM 使い方ガイド

すっかり忘れていましたが、こんなの持ってました。

f:id:little_dice:20201116203340j:plain

1994年公開の映画「スピード」で主演のキアヌリーブスが劇中でG-SHOCKの「DW-5600」を着用しており、G-SHOCKブームの火付け役となったのは有名な話ですが、時を同じくしてセイコーアルバから登場したのが、このHYPER-TECHです。

とにかくクセが強いデザインが多かったシリーズでG-SHOCKの様に樹脂ケースをまとったモデルもありました。

発売当時、中学生だった僕は既にカシオのDW-5600C-1を愛用していたので、HYPER-TECHには全く興味がなかったのですが、数年前店頭で状態の良いHYPER-TECHを発見し、現代にはないデザインの面白さと、懐かしさもありコレクション用に購入しておりました。

せっかくなので、今回は設定方法がやや複雑な「N944ムーブメント」の時刻合わせなどの方法を紹介しておこうと思います。

(古いモデルなので、セイコーのホームページにダウンロードできる【N944】の説明書はありませんでした。)

【 主な仕様 】

f:id:little_dice:20201120060352j:plain

それぞれのインダイヤル(12時、3時、9時の位置にある小さな文字板)を見てみると、12時の位置が「1/10秒計」、3時の位置が「24時間表示のデュアルタイム」、9時の位置は「AM、PM 12時間刻みの24時間計」です。

f:id:little_dice:20201119125713j:plain

時刻表示の際、赤色の秒針は針先とは逆側で日付を表しています。

3時の位置から1日がスタートして、9時の位置までカレンダーの日付表示があります。上の画像は18の位置を指しているので18日です。

おもしろいギミックですが、数字がかなり小さいので、日付を瞬時に判断する事はできませんね。

【 各種設定方法 】

 f:id:little_dice:20201121004544j:plain

※リューズを時計回りに回転させると6時位置にある小窓のモードが①~⑥の順に変わっていきます。

時刻表示

アラームON (③でセットした時間にアラームが鳴ります。)

アラーム時刻設定

各種針のゼロ位置設定

カウントダウンタイマー(1分~60分まで設定可能)

ストップウォッチ(秒針はスイープ運針)

【 はじめに 】

バッテリー交換などをした際は、はじめに④でゼロ位置設定をして下さい。

【 ④→Ф← ゼロ位置設定 】

リューズ一段引きの状態でAボタン(時計回りに回転)、Bボタン(反時計回りに回転)を押すと赤色の秒針と連動して12時位置の1/10秒計を調整できるので、ゼロ位置に合わせる。

そのままリューズ一段引きの状態でリューズを回すと3時位置のデュアルタイムが調整可能。

そして、リューズ二段引きの状態でAボタン、Bボタンを押すと長針が動くので0時の位置に合わせる。その時、9時位置のインダイヤルの針も動くので合わせてAM12時にセットする。

【 ① TIME 】

現在の日付と時刻を設定できます。

↓手順↓

リューズを回して小窓に【TIME】を表示させる。

1. リューズを一段引き出しAボタン、Bボタンを押して秒針の弧になっている部分を日付に合わせる。

この状態でリューズを回すと3時位置のデュアルタイムも調整可能。

2.リューズを二段引き出してAボタン(時計回り)Bボタン(反時計回り)を押して時刻を合わせる。このとき9時位置のインダイヤルも動くのでAM、PMを気をつけて設定する。

(アラームをONにする②の場所でも日付、時刻設定が可能。)

【 ③ SET 】

アラームを鳴らす時刻の設定ができます。

↓手順↓

リューズを回して小窓に【SET】を表示させる。

リューズを二段引き出してAボタン、Bボタンでセットする。その際AM、PMに気をつけてアラーム時刻を設定する。 

そして、小窓を【②TIMEアラーム】の位置にしておくとアラーム音が鳴る。

【 ⑤TIMER 】

1分~60分までのタイマーが設定できます。

赤色の秒針が反時計回りに回転しカウトダウンします。3秒前からピッ! ピッ! ピッ! ピーーー! とアラーム音がなります。

↓手順↓

リューズを回して小窓に【TIMER】を表示させる。

リューズを二段引き出してAボタン(時計回り)Bボタン(反時計回り)を押して設定する。

【 ⑥CHRONOGRAPH 】

ストップウォッチ

リューズを回して小窓に【CHRONO】を表示させる。

↓使い方↓

Aボタンでスタート、Aボタンでストップ、Bボタンでリセット

 

WATCH DATA 】

ケース径縦 約49mm (ラグ先~ラグ先)
ケース径横 約48mm (リューズ含む)
厚さ 約11mm
ラグ幅 20mm
10気圧防水

チタンケース、裏蓋ステンレス

f:id:little_dice:20201122110043j:plain

ルミブライト

当日定価22000円(税抜き)

【 SEIKO DIVER´S 】 コスパ最高!!今こそ手に入れたいダイバーズウォッチとは!? SKX013 編

ここ最近の僕は、完全に物欲と食欲に支配されてしまっていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

さっそく本題ですが、僕には日頃から欲しいと思っている腕時計の候補が何本かあります。

基本的には店頭で見つけた中古の腕時計で、価格もタイプもバラバラなのですが、臨時収入があったり、こつこつ貯めたお金でタイミングが合えば買い足していこうと思っている腕時計のことです。

最近ではTAGHEUER(Professional 2000)のクロノグラフを見つけたので密かに狙っていたのですが、それを差し置いて緊急入手した腕時計があるので紹介したいと思います。

事の発端は、近年噂されていたブラックボーイSKX007(ネイビーボーイSKX009)の廃盤説から始まるのですが、今回ばかりは本当に廃盤になってしまったのでしょうか?

僕は既にブラックボーイを所有しているので、まったくノーマークだったのですが、新品の価格が軒並み高騰していてびっくりしました。

現状から察すると、どうやら本当に廃盤っぽいですよね。

僕がブラックボーイを買ったのは何年も前なので、ほぼ未使用の中古品を8000円で購入しております。さすがに当時でも人気があったので、中古でも10000円を切るのは珍しかったので迷わず購入したのですが、3年ぐらい前までは新品でも20000円を切る価格で普通に売られていました。

最近までは当たり前の様に安く販売されていたブラックボーイですが、あのレベルのダイバーズウォッチが20000円以下で買うことができたのは、今思えば本当に凄い事だったと思います。

なぜなら、ブラックボーイはダイバーの安全確保のために設けられた、厳格なことで知られるISO 6425(日本ではJIS B 7023)の基準をクリアしているからです。

つまり、見た目がダイバーズウォッチの様であっても上記の検査に合格していなければ、ただのダイバータイプの腕時計と言うことになり、正式にダイバーズウォッチと呼ばれる腕時計の様な堅牢性や耐久性は期待できないと言う事なのです。

例えば見た目は伝統的なセイコーダイバーのデザインを継承している「新生5スポーツ」のダイバーシリーズですが、こちらは10気圧防水のダイバーズウォッチ風の腕時計と言う事になり、正式にダイバーズウォッチと名乗る事はできないのです。

この様にダイバーズウォッチのエントリーモデルであり、セイコーの稼ぎ頭であった腕時計が廃盤になるのは非常に残念ではありますが、今回は視点を変えて廃盤になると入手がより困難になるであろう、セイコーファンでなければ意外に知られていない同モデルのミドルサイズ

SKX013(7S26-0030)

を緊急入手しました。

 f:id:little_dice:20201101074536j:plain

ブラックボーイは今さら説明不要な腕時計ですが、SKX013もブラックボーイと同じく1996年にCal.7S26を搭載して誕生した海外モデルのダイバーズウォッチで日本でも逆輸入品を購入することができました。

【Cal.7S26】

ハック機能、手巻き機構の無い自動巻きムーブメントです。

21石を備え精度は1日あたり-20〜 +40秒

40時間以上のパワーリザーブ

ムーブメントの動作環境-10℃~+60℃

ダイヤショックシステムの採用により、激しい衝撃にも耐えることができるタフなムーブメントなので多くの腕時計に使われています。

1996年~Cal.7S26A

2006年~Cal.7S26B

2011年~Cal.7S26C

【 SKX007(7S26-0020)との比較 】

f:id:little_dice:20201101203305j:plain

ブラックボーイと比べると単純に約4mm程小さいです。そして、セイコーダイバーの伝統的なドットの秒針がミドルサイズには採用されておらず、長針のデザインも違います。針類はSKX001 (7S26-0010)と同様になっていますね。

 f:id:little_dice:20201103060245j:plain

そして、DIVER´S 200mを表記するカラーが違います。今回入手したSKX013は2002年製で18年も経過しているので、退色してオレンジ色になったのでしょうか?僕はオレンジ色の方がヴィンテージ感があって、いい雰囲気だと思います。

f:id:little_dice:20201103060314j:plain

比べてみないと分からないレベルですが、コピー品?と思わせるような微妙な違いがありますね。SKX013の方が若干文字が太く、丸みを帯びた感じになってます。

この様にSKX007とは細かな仕様の違いこそありますが、SKX013も1965年より続くセイコーダイバーズウォッチの堂々たる系譜の1つである事は間違いないと思います。

【 SSBT038(7C43-6010)との比較 】

 f:id:little_dice:20201103142134j:plain

既に生産は終了していますが、現在でも根強い人気のSSBT038ともついでに比較してみました。

まずDIVER´S 200mとProfessionalを表記するカラーが共にオレンジ色でヴィンテージ感があって良い感じです。

 f:id:little_dice:20201104224652j:plain

そして、ベゼル径は共に37mmで一緒ですが、ケースの厚みは自動巻きのSKX013が13mmなのに対して、クォーツのSSBT038は12mm、ケースの縦サイズ(ラグ先からラグ先までを計測)ではSKX013が45mmなのに対してSSBT038は43mmでした。

また、SKX013はラグ幅が20mmなのでベルトも選び放題なので遊べますね。しかし、19mm幅だと装着できるベルトの種類が随分減るので注意が必要です。

この様に機械式とクォーツ式なので、多少の差はありましたが、ほぼ同サイズと言っても良いサイズ感でした。

f:id:little_dice:20201107062059j:plain

サイズ感は一緒でも、やはりこの2本の大きな違いと言えばインデックスと針の違いでしょう。

SSBT038はシルバーのドットをベースに夜光塗料を塗ってあるのに対して、SKX013はホワイトのドットをベースに夜光塗料を塗ってあるのでインデックスのドットの大きさが随分違う様に見え、SKX013のインデックスの方がインパクトがあり視認性が良く感じます。一方の針はSSBT038がホワイトの縁取りをした針なのに対して、SKX013はシルバーの縁取りの針なので、逆にSSBT038の針の方が太く見えて断然視認性が良いです。

この様に、パット見は似ている2本ですが、実は真逆の顔を持つダイバーズウォッチでした。

【 SKX013レビュー 】

今回、廃盤!?に便乗して緊急入手したSKX013なのですが、とても満足できる1本でした。

腕の細い僕にはミドルサイズのこのモデルは装着時の見た目バランス、付け心地の良さなどSSBT038に負けず劣らず良かったです。そして、何より飽きの来ないこのデザインのミドルサイズというのが最高に良いですね。

SKX007とSSBT038を既に所有している僕ですが、それぞれ違った魅力があるので、せっかく買ったのに登場回数が少ないなんて事はなさそうです。実際、まだ買ったばかりですが、最近はこればっかり着けてしまう程のお気に入りになってます。

もし、SKX013を気になっている方がいるなら、買っても損はない良い時計だと思います。

もともと流通数も少ない時計ですが、状態の良い中古を20000円以下を目標に手に入れたいところですね。中古の相場的には状態にもよりますが、おそらくSSBT038と同じぐらいではないでしょうか?

一方SKX007はメチャクチャ売れた時計なので、今後も中古市場で枯渇する事はないと思いますし、新品の高騰につられて売る人も増えてくると思います。新品で欲しい方は早めの購入が良いかもしれませんが…

今回、紹介した3本は全部良い時計なのでオススメなのですが、取り敢えずSKX013は今のうちに入手した方が良さそうですよ!!

あの頃は安かったのにと後悔する前に3本全部いっときますか!?

 

【 TAG HEUER Super Professional 840.006-2 】そろそろ買っておきたい「タグホイヤー スーパープロフェッショナル」レビュー

夏!真っ盛り!

夏といえばダイバーズウオッチだ!

f:id:little_dice:20200813222112j:plain

出会いは10年以上も前になるのだが、ヴィンテージダイバーに興味を持ち始めた頃、色々と雑誌やネットで調べている時に、数あるダイバーズウオッチの中から目に飛び込んできたのが個性的なデザインのダイバーズウオッチTAG HEUER スーパープロフェッショナル」だった。

最初の印象は特徴的なベゼルが好みではなかったのだが、時を経て趣味が変わったのか、最近無性に欲しくなり良い個体は無いかと秘かに探していたのだ。

そして、今回理想的な個体を発見することが出来たので急遽入手したのである。

このスーパープロフェッショナルは「ホイヤー」時代の1984年のカタログより登場したモデルで、2001年のカタログにも掲載されていたので、かなり長い間生産されていたロングランモデルである。

1984年に登場した直後の1985年にはTAGグループからの資金援助を受けて「ホイヤー」から「タグ・ホイヤー」に社名を変更し、ロゴマークも変更された。そのため初期の物はHEUERマークの個体も存在しており現在では貴重である。

また、HEUERマークとTAGHEUERマークが1つの個体に混在しているものもあるようで、例えば、文字盤がHEUERマークでブレスはTAGHEUERマークだったり、ケース裏側にもマークがあるので、その部分だけがHEUERマークなど何パターンかありそうである。

このように、同一モデルでも微妙な仕様の違いがあるのは、リーバイスジーンズの様でコレクター心をくすぐるのだ。

 f:id:little_dice:20200813155752j:plain

f:id:little_dice:20200813155810j:plain

CALIBRE11より引用

発売当時の価格は

Ref.840.006→135,000Yen 

Ref.844.006(GPベゼル) →150,000Yen

であった。

また、スーパー・プロセット

  • 延長バンド付ゴムバンド
  • 長さ調整可能ゴムバンド
  • バンド交換用特殊工具
  • 減圧表
  • 水牛皮ケース

上記のセットだと

Ref.840.006→260,000Yen 

Ref.844.006(GPベゼル)→275,000Yen

セット価格が異常に高額だったようで、セットでの完品は滅多に出てこない。

 

僕が今回入手した個体はRef.840.006-2  Cal.ETA2824-2で、末尾に-2が付いているのだが、Ref.840.006と違いがあるかどうかは不明だ。

1991年のカタログまでRef.840.006が掲載されており、それ以降のカタログでは品番がWS2110.BA0349になっている。その変更に合わせて販売価格も165,000Yenになったようだ。

 

【レビュー】

やはり一番特徴的なのは、グローブを装着したままでも操作ができるベゼルである。10分毎のメモリが大きく表示された逆回転防止ベゼルだ。

かなり操作はしやすいのだが、何かの拍子に出っ張りに引っ掛かりベゼルを回転させてしまう恐れがある。

実際に僕が経験したのだが、腕時計をしていない方の腕がベゼルに触れてしまいカチカチカチと回転させてしまった事があるので、実際海で使う際は注意が必要だ。

f:id:little_dice:20200822060427j:plain

 f:id:little_dice:20200822061027j:plain

「 T SWISS MADE T」のトリチウム夜光が良い感じに焼けており、ヴィンテージダイバーの醍醐味を楽しむことができる。

今でも強い光を当てれば多少の間は光るのだが、かなり夜光は弱っている。

この他にも「T < 25 SWISS MADE T < 25」の表記のものや、単に「SWISS MADE」のものも存在しているようだ。

古い年代の個体になると、ベゼルの夜光部分が焼けて濃いオレンジ色に変色しているものや、針の夜光が剥がれ落ちているものもあるが、今回入手した個体は状態も良いので、これから、更に経年変化を楽しめそうである。

 

ブラックボーイと比べてみる

f:id:little_dice:20200820225804j:plain
f:id:little_dice:20200821223019j:image

f:id:little_dice:20200822071730j:plain

並べてみるとよく分かるが、スーパープロフェッショナルのケースはマット仕上げなのでまったく質感が違う。

さすがに1000mダイバーで、タグホイヤーの腕時計の中でも最強の強度を誇っていたモデルなので、それなりの大きさではあるのだが、最近の腕時計と比較するとびっくりする程の大きさではない。

ブラックボーイがベゼル経約41mm、厚さが約13mmなのに対して、ベゼルの一番突起している部分で約43mm、厚さは約14mm程度である。

リューズはネジ込み式で、グッと押し込んでからネジ込むのだが、ぐるぐるとネジ込む感じではなく、ロックをかける感じで軽く絞め込む感覚である。

 f:id:little_dice:20200822065151j:plain

f:id:little_dice:20200822073346j:plain

ブレスはバックルが大きいタイプの社外品に交換して使用しているのだが、純正ブレスにはTAG HEUERのマークが入っている。

更に後期型は、ダブルロックのバックル部分にリューズのマークと同様にTAG HEUERの文字が入らない、枠のみのマークが入るタイプもある。

最初期=HEUERマーク→TAG HEUERマーク→枠のみのTAG HEUERマーク

エクステンションタイプで、ウエットスーツの上からも着用可能、そして長さの調整方法はオーソドックスな割りピン方式である。

 f:id:little_dice:20200822124003j:plain

f:id:little_dice:20200823061715j:plain

裏蓋は無くケースと一体化させたモノコック構造のワンピースケースだ。

裏蓋が無いためムーブメントへのアクセスはベゼル側からの作業となる。

840.006-2の刻印があり、白く塗り潰してある部分にシリアル番号が入る。

さすが、ISO(国際標準化機構)の極めて厳しいテストをパスしているだけあって、かなり頑丈そうなダイバーズウオッチである。

その分、重量は149gとヘビー級になっているので重い腕時計が苦手な人にはオススメしない。

 

僕自身、以前から1000mのダイバーズウオッチが欲しいと思っていて、セイコーのイエローTUNA( SBBN027 )を狙ってコツコツとお金を貯めていたのだが、たまたま店頭で実物のスーパープロフェッショナルを見る機会があり、急遽そのカッコ良さに惹かれ購入に至ったのだ。

急遽と言っても衝動買いではなく、それなりの理由があるのだが、最近オークションやフリマアプリなどでもブランドを問わずヴィンテージの1000mダイバーを見かける機会がめっきり減っていたのと、知らぬ間に80年代から90年代のタグホイヤーの一部のダイバーズウオッチが値上がりしはじめており、僕自身もProfessional 2000のダイバーズウオッチを最近売却しており、身をもって実感していたからである。しかもボーイズサイズの様な小振りのタイプも高値で取り引きされているのだ。

そんな中、誰もが知るブランドで現在でも10万円以下で購入可能な機械式ヴィンテージダイバーズウオッチはスーパープロフェッショナル以外にはない。

同モデルのスーパーレアなブラックPVDバージョンの入手はかなり難しいが、通常のRef.840.006とWS2110は容易に見つける事ができる今のうちが状態も含め選ぶことのできる最後のチャンスではないだろうか!?

 f:id:little_dice:20200823124859j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 SEIKO 特殊腕時計 " TUNA " 】物欲との終わらぬ戦い (後編)

■■ 2015年 ■■

f:id:little_dice:20200727062209j:plain

【 画像はセイコー公式webサイトより転載 】

f:id:little_dice:20200726110311j:plain

 f:id:little_dice:20200728195343j:plain

f:id:little_dice:20200728222133j:plain

f:id:little_dice:20200730221048j:plain

 

f:id:little_dice:20200730221110j:plain

 

f:id:little_dice:20200729172855j:plain

 

f:id:little_dice:20200729172932j:plain

f:id:little_dice:20200731134137j:plain

 

【画像はセイコーウオッチカタログより転載】

【 Cal.8L35-0OH0 (SBDX013) (SBDX014) AUTOMATIC 】

◇ 2009年に登場したSBDX011の後継機で、外観ではリューズのSマークが廃止になり、プロスペックスのマークに変更。文字板、針が新デザインになり、夜光塗料もより明るく長持ちするルミブライトになっている。

  • 外胴プロテクター = セラミックス製
  • ケース = 純チタン製( 硬質コーティング )
  • ベゼル = ステンレススチール ( SBDX013=硬質コーティング ) ( SBDX014=ピンクゴールド色メッキ )
  • ベルト = 強化シリコンストラップ

【 Cal.5R65-0AK1 (SBDB013) SPRING DRIVE 】

◇SBDB009の後継機で、外観ではリューズのSマークが廃止になり、プロスペックスのマークに変更。そして、夜光塗料のルミブライトはより明るく長持ちするようになり、ベルトも強化シリコンストラップへとアップグレードされている。

ケースには一般のチタン材に比べて鏡面に仕上げることができるブライトチタン( 硬質コーティング )を使用

【Cal.7C46-0AH0 (SBBN025)(SBBN027) QUARTZ

◇SBBN013の後継機で、外観ではリューズのSマークが廃止になり、プロスペックスのマークに変更。文字板、針が新デザインになり夜光塗料も、より明るく長持ちするルミブライトになっている。

  • 外胴プロテクター = セラミックス製
  • ケース = 純チタン製( 硬質コーティング )
  • ベゼル = ステンレススチール ( 硬質コーティング )
  • ベルト = 強化シリコンストラップ

【Cal.7C46-0AJ0 (SBBN029) QUARTZ

【Cal.8L35-0OJ0 (SBDX016)AUTOMATIC 】

◇ 国産ダイバーズウォッチ50周年を記念した世界限定700本モデル

 2015年、ダイバーズウオッチ誕生50周年の節目に、この「外胴」ダイバーズはさらに進化します。 外胴プロテクターの素材として、新素材の高硬度セラミックスサーメット(※)を50周年記念限定モデルに採用しました。バンドには、従来のポリウレタンバンドから、耐久性が高く引張り強度が強い強化シリコン素材に変更、肌なじみのよさも同時に実現しました。 ダイヤル(文字盤)のインデックスには、残光時間が従来品に比ベ約60%向上した新開発のルミブライトを用い、判読性を向上させました。

(※)高硬度セラミックスサーメット:サーメット(CERMET)はセラミックス(CERamics)と金属(METal)を合わせた造語です。セラミックスと金属の粉末を混ぜ合わせ焼結して製造され、セラミックスの持つ硬度・耐摩耗性・耐熱性や金属の持つ靱性等を兼ね備えています。また、一般のセラミックスと異なりメタリック色が可能です。

【 セイコー公式webサイトより引用 】

【 Cal.7C46-0AG0 (SBBN031)(SBBN033)(SBBN035)(SBBN037) QUARTZ

◇ SBBN015の後継機がSBBN031、SBBN17の後継機がSBBN033にあたり、オールブラックの300mダイバーSBBN035も併せて登場した。そして、SBBN037(ブルーオーシャン)は流通限定モデルである。

本体はステンレスケースにステンレス外胴で、新しいデザインの文字板と針を搭載している。SBBN033、SBBN035、SBBN037は強化シリコンストラップ仕様である。

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

※2015年以降も、PADIとのコラボモデルや、1978年のGOLDEN TUNAの復刻モデルなど様々なモデルが存在するが、取り敢えず2015年までに発売された歴代のTUNA(ツナ缶)を並べてみた。

( 現行モデル等は以下のSEIKO公式Webサイトで確認できるので省略 )

Marinemaster Professional

これだけ並べると、かなりのバリエーションがあるように感じるが、大まかに3種類のムーブメントに分けられる。

  • カニカル (6159, 8L35)

  • スプリングドライブ (5R65)

  • クオーツ (7549, 7C46)

そして、初期型とスプリングドライブの600m防水は別として、基本は300m、1,000m防水の2種類からの選択となる。

また、見た目の大きな変化としては、2013年のスプリングドライブに新しいデザインのインデックスと針が採用され、2015年には全てのモデルにそのデザインが採用された事が一番大きな変更点である。

そして、このデザイン変更には賛否があり、好みがあるので、デザイン変更前の実質2009年までの前期モデルと、2015年~の現行モデルに分けることができる。

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

そして、話は戻るのだが、前編で紹介したように、僕は7549-7000を所有していて、更にもう1本フルメタルの7C46-0AC0(SBBN015)を持っている。

f:id:little_dice:20200801060920j:plain

 

7549-7000を購入した理由は別のブログで書いているのでそちらを見て頂きたいのだが、更にもう1本SBBN015を買った理由は、初代プロフェッショナル300mダイバーの7549-7010(PYF028)の存在が大きい。

もともと僕が腕時計を好きになったのも、3rdダイバーがきっかけなので、セイコーのヴィンテージダイバーの様な道具が使い込まれてエイジングした感じが好きだというのが根本にある。

そこで、PYF028が欲しくていろいろ探していたのだが、状態の良い個体が少なく価格もそれなりにするので、雰囲気が似ていて比較的リーズナブルな価格で買う事ができる、SBBN015を買う事にしたのだ。7549ムーブメントだと今後のメンテナンスが不安であるのと、7C46ムーブメントであれば、これからまだまだ使い続けられるので、自分でガンガン使ってエイジングを楽しんでいこうと思ったのも購入に至った大きな理由である。

しかし、パッと見は似ているのだがベゼルの仕様や外胴の質感の違いなどからPYF028とはやはり別物であったので、少しでも雰囲気を寄せる意味でチョコバータイプのラバーベルトに変更して使用している。

もしかして、ベゼルの仕様は違うのだが7C46-7011(SBBN007)の方がPYF028に近いヴィンテージの雰囲気を持っているのかもしれない。そんな事を考えていると、価格的にも手に入れやすいSBBN07も欲しい候補に挙がってくるのだ。

もともとメカニカルやスプリングドライブなどの高級機は価格的に無理なのと、僕がSEIKOに求めている方向性とは違うので、欲しい候補には挙がってこないのは良いのだが、横に広く欲しくなってしまうのが悩みの種ではある。

そして、300m、600mと持っているので次は1000mダイバーを1本欲しいと常々考えていて、ディスコンとなった1000mダイバーのSBBN013が3284メートルまで稼動していたという実績もあるので、ロマンもあり僕の物欲を刺激してくるのだ。

その1000mダイバーの中でも、今一番欲しいのが現在ではカタログ落ちしている

SBBN027「 YELLOW TUNA 」

である。

新しいデザインの文字板と針はあまり好みではないのだが、セイコーイエローのベゼルと針のアクセントが道具としての機能を全うしており、新しいデザインの文字板と針もこのモデルにはとても合っているのだ。

そして、このようなモデルはこの先出てくる事はないだろうと考えると、今一番欲しい「TUNA」なのである。

このように悩んでいる間が、一番楽しいのもわかっているのだが、また最近「Street Series」なるシリーズが日本国内でもデビューし、「Urban Safari」をコンセプトとした個性的なカラーリングのTUNAも登場したようである。

このようなモデルを含めると、まだまだ僕と物欲との戦いは終わりそうにない。

 

 

【 SEIKO 特殊腕時計 " TUNA " 】物欲との終わらぬ戦い (前編)

SEIKO ダイバーズウオッチの人気シリーズ  通称 TUNA (ツナ缶)

1975年に登場以来、数多くのバリエーションが存在し、セイコーのダイバーズウオッチファンならば一度は手に入れたいと思う腕時計である。

現在僕は以前紹介した7549-7000とは別に、もう1本TUNAを所要しているのだが、未だに「ツナ缶」欲しい病は治まっていない。

僕が現実的に全てのモデルを入手する事は金銭的に無理。もし、もう一本買えるとしたら締めの1本に何を買うかを考えて遊んでみた。

 

先ずは、歴代のTUNAを振り返ってみよう。 

【 画像はSEIKOウオッチカタログより転載 】

■■ 1975年 ■■

f:id:little_dice:20200724135551j:plain

【 Cal.6159-7010 (YAQ028) AUTOMATIC 】

◇ 世界初のチタニウム製の記念すべき初代TUNAでツナ缶シリーズのグランドファーザと呼ばれている。

また、希少なAUTOMATICモデルなので、近年中古での流通価格も徐々に上昇してきており、オークションなどでは、200,000yen~300,000yenぐらいで落札されているようだ。

(600にm表記が無いのが国内流通モデルの初期モデルで、600m表記は海外輸出モデルである。)

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

 

■■ 1978年 ■■

f:id:little_dice:20200724130358j:plain

世界初のクォーツ式ムーブメントを搭載したSEIKOの記念すべきモデル

【 Cal.7549-7000 (PYF018)  QUARTZ

初代GOLDEN TUNA 1978年に植村直己氏が北極探検に使用し、1983年に潜水調査船「しんかい2000」により、600mを遥かに超える1062mまで潜航し無事帰還したモデル

※7549-7009は海外モデルで初期はSQマーク有り

【 Cal.7549-7010 (PYF028)  QUARTZ

◇ 初代プロフェッショナル300mダイバー

当時ダイバー達の間で、絶大な人気を誇ったベストセラープロフェッショナルモデル。ツナ缶の中でも、ステンレスケース、ブラックベゼルと一番ベーシックなモデルで、現在でも根強い人気を誇る。

※初期の海外モデルにはSQマーク有り

中古市場では程度の良い個体が減ってきているので、徐々に値上がり傾向である。

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

 

■■ 1986年 ■■

f:id:little_dice:20200724193546j:plain

【 Cal.7C46-7008 (SSBS018)  QUARTZ

◇ 世界初のセラミックス外胴式1000m飽和潜水ダイバー

高性能クオーツムーブメントキャリバー7C46搭載モデル

初代GOLDEN TUNAの後継機で、耐衝撃性と視認性をさらに向上させ防水性能も600m→1000mになっている。更にバッテリー寿命も約3年がら約5年へと長寿命化に成功。

※7C46-7009は海外モデルで初期はSQマーク有り

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

 

■■ 2005年 ■■

 f:id:little_dice:20200724195601j:plain

【 Cal.7C46-0AA0 (SBBN011)  QUARTZ

◇ 初代DARTH TUNA 外装をオールブラックに変更し水中での視認性をアップ。ボディーはチタン製ワンピースケース、そして外胴にはジルコニアセラミックを使用。また外胴の固定ネジが+ネジからトルク管理のしやすい6角ネジ(1.5mm)に変更。1000mダイバー初のサファイアガラスを採用するなど高スペック仕様のダイバーである。

【 Cal.7C46-7011 (SBBN007)  QUARTZ

◇ ステンレスのシルバーベゼルが特徴の「SBBN011 」300m飽和潜水仕様などの基本性能はおさえ、低価格で入手できる入門モデル。                 

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

 

■■ 2009年 ■■

f:id:little_dice:20200725095607p:plainf:id:little_dice:20200725095630p:plain

 

f:id:little_dice:20200725095714p:plainf:id:little_dice:20200725095739p:plain

【 Cal.8L35-0OC0 (SBDX011) AUTOMATIC 】

◇盛岡セイコー「雫石高級時計工房」で製造 の8L35メカニカルムーブメント搭載
部品点数192点、高度な細密加工技術によって造られた高性能メカニカルキャリバーである。約50時間持続の最大巻上げ時間。日差わずか+15秒~-10秒の精度を誇る。

「 かいこう7000Ⅱ 」潜航実験では深度4,299mで秒針が停止するまで稼働

【 Cal.7C46-0AA0 (SBBN013)  QUARTZ

◇このシリーズから、文字盤にMARINE MASTERの文字がプラスされ、リューズに「S」マークが入る。

DARTH TUNAの後継機で、「 かいこう7000Ⅱ 」潜航実験では深度3,284mで秒針が停止するまで稼働

【 Cal.7C46-0AC0 (SBBN015)  QUARTZ

◇ ステンレスケースにステンレスブレスのフルメタルモデル。ブレスにはアジャスター機能が付きウェットスーツの上からでも装着可能。初代のプロフェッショナル300mダイバーを彷彿する見た目で人気のあるモデル。

【 Cal.7C46-0AC0 (SBBN017)  QUARTZ

◇SBBN015と基本性能は同じだが、外装的にはベルトが違うのと、外胴パーツの仕上げがSBBN015はヘアラインであるのに対して、SBBN017はマットな梨地仕上げである。そのため、より道具感が増している。

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

 

■■2010年■■

 f:id:little_dice:20200728215509j:plain

【 Cal.7C46-0AD0 (SBBN019) QUARTZ

◇ 国産ダイバーズウオッチ45周年を記念して2010年に世界限定300本で販売されたモデル 通称 「ホワイト・ドルフィン」

真っ白なセラミックス製の外胴プロテクターが印象的なスペシャルな一本である。

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

 

■■ 2013年 ■■

 f:id:little_dice:20200725210106j:plain

【 Cal.5R65-0AJ0  (SBDB008)  SPRING DRIVE 】

◇ GOLDEN SPRING  DRIVE TUNA

セイコー100周年記念モデルとして生産された、世界限定300本のスプリングドライブ機構を搭載したモデルである。

外胴パーツはセラミックスではなくブライトチタンにDLC加工を施したものを使用。このモデルより文字板と針のデザインが新しいデザインに変更された。

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

 

■■ 2014年 ■■

f:id:little_dice:20200725054906j:plain

【 Cal.5R65-0AK0  (SBDB009)  SPRING DRIVE 】

◇ 100周年記念限定モデルであったSBDB008がゴールドを基調にしていたのに対して、こちらはブラックを基調としたカラーリングで仕上げてある。国内のみならず海外からも高い評価を獲得している「スプリングドライブ」を搭載し、クオーツ並みとはいかないものの高精度を実現している。

◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆seiko◆

 

後編につづく